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KDDI、固定電話への危険な着信を光で警告「迷惑電話 光ってお知らせ」

 KDDIは、固定電話への着信の危険度を判定して、ランプの点灯色で知らせる「迷惑電話 光ってお知らせ」サービスの提供を開始した。提供対象はauかんたん決済が利用できるユーザー。月額利用料は390円(税抜、以下同)。

 「迷惑電話 光ってお知らせ」は、固定電話の回線と固定電話機の間に、専用機器を接続して利用する。固定電話が着信した時に、電話番号をデータベースと紹介し、迷惑電話と判定すると、赤色や黄色に点灯して通知する。「危険」な電話番号と判断された場合は、赤色で点滅して、着信音を鳴らさないという。

 利用できるユーザーは、au携帯電話やauひかりなどのKDDIのサービスを利用していて、auかんたん決済が利用できるau IDを所持しているユーザー。固定電話の回線については、電話会社不問としているが、ナンバーディスプレイなどの発信者番号表示サービスに加入している必要がある。

 迷惑電話の判定は、トビラシステムズ社の提供する迷惑電話データベースから生成された、迷惑電話番号リストを本体にダウンロードして紹介する仕組み。ダウンロードは、本体を接続するだけで、ダイヤルアップ通信にて自動で更新される。番号リスト更新にかかる通信料はKDDI負担で、ユーザー側では発生しない。

 なお、トビラシステムズ社提供のデータベースを利用する同様の製品として、ワイモバイルから「迷惑電話チェッカー WX07A」(月額667円)が提供されている。KDDIによると、「迷惑電話 光ってお知らせ」で利用されている迷惑電話データベースは、「WX07A」で利用されているものと、基本的には同等のものだという。

 初期費用は2000円、サービス利用料は月額390円。支払い方法はauかんたん決済となる。機器の設置に不安のあるユーザー向けには、訪問設置サポートが、利用料7000円で用意されている。

石井 徹