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2014年はスマホの出荷数が12.5%減っていた~IDC調査

 IDC Japanは、スマートフォンやタブレット、パソコンをあわせた国内モバイル/クライアントコンピューティング市場の2014年における実績、および2019年までの予測を発表した。2014年の総出荷台数は4997万台で、前年から6.4%減少した。2014年~2019年にかけて年間平均成長率は3.1%になると見られている。

 同調査によると、スマートフォンは、2654万台で、前年と比べて12.5%の減少を記録した。これは、2014年春まで実施されていたキャッシュバックなどのキャンペーンが制限されたことで、買い替えサイクルが長期化したためという。今後については、下取りキャンペーン、スマートフォンへのさらなる移行もあって、2014年~2019年の年間平均成長率は5.3%になると予測されている。

 一方、タブレットの出荷台数は804万台で前年から8%増加した。IDCでは、家庭用途は買い替え中心の市場になったと指摘し、今後、縮小するとする一方、教育での利用、企業へのWindowsタブレットの導入が進み、2019年までの年間平均成長率は1.1%としている。

関口 聖