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170機種以上に対応、オープンソース化されたAndroid実機検証システム

 サイバーエージェントは、最新機種を含む170機種以上のAndroid端末に、ブラウザからアクセスして実機検証を行えるシステム「STF-Smartphone Test Farm」を開発し、オープンソース化したと発表した。関連するデータはGitHubで公開されている。

 「STF」は、Androidの最新端末を含む170期種以上の端末に対応。アプリやサービスの開発者は、Webブラウザからリモート操作で複数の端末に同時にアクセスでき、開発中のアプリやWebサイトについて、実機での動作検証を効率的に行える。

 端末のシステムログのリアルタイムでの取得や、APKファイルのドラッグ&ドロップでのインストール、リモートシェルコマンドの実行などの機能を備え、Android StudioやEclipseなどの開発ツールと連携も行える。

 2015年6月末時点の対応OSは、Android 2.3~5.1、Android M(プレビュー版)、Android Wear 5.1、Fire OSなど。システムは日本語及び英語をサポートしている。対応OSは、オープンソース化されたことで今後増える予定としている。

 サイバーエージェントでは、今回の検証システムの開発とオープンソース化で、業界全体の発展に寄与していくとしている。

太田 亮三