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外線/内線を「VAIO Phone」で、日本通信が法人向けソリューション

 日本通信は、外線電話と内線電話を「VAIO Phone」で利用できるようにする法人向けソリューションが完成したと発表した。まずは同社内で導入されており、今後、法人向けビジネスを展開する同社のパートナー企業に向けて紹介する。

VAIO Phone(2015年3月の発表時)

 同社のサービスの特徴は、IP電話を使って外線と内線を1台のVAIO Phoneで利用できるようにした点。同社自身での導入では、100人を超える規模を実現したと説明。日本通信の海外子会社の拠点との間でIP電話ネットワークを構築し、VAIO Phoneからの電話発信を、海外経由で行う仕組みとした。これにより、国内通話および社員のプライベートな国際通話も会社側で負担できる。こうした仕組みは同社に限らず、法人企業への導入の場合も可能という。

 また、インターネットアクセスについては、社内LAN経由のみに制限しており、セキュアな環境下で通信できる。VPNは利用せず、同社のMVNOサービスを利用するVAIO Phoneは直接、同社の社内ネットワークに繋がっているのだという。このほか、モバイル端末管理(MDM)を用いて遠隔管理することもできる。VAIO Phoneには、複数台あっても、まとめてアプリを一括導入できるようになっており、そうした仕組みを活用できる。

 セキュリティポリシーをまとめて運用し、業務用のコミュニケーションをスマートフォンに集約することで生産性を高めるといった狙いを実現できるとアピールしている。

関口 聖