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スマホでプロスポーツ選手が添削指導「スマートコーチ」

ソフトバンクの社内ベンチャー発

 SBイノベンチャーは、プロスポーツ選手やスポーツインストラクターが出した課題を動画で投稿し、添削指導してもらえるサービス「スマートコーチ」の提供を9月より開始する。

 「スマートコーチ」は、ソフトバンクのグループの新規事業提案制度「ソフトバンクイノベンチャー」から生まれたサービスで、現在限定公開のベータ版として運営されている。サービス内容は、インターネット経由でプロスポーツ経験者やスポーツインストラクターのコーチから、スポーツのプライベートレッスンを受けることができるというもの。

サービス提供イメージ

 レッスンが受けられるスポーツは、サッカー、野球、陸上競技、スキー、バレーボール、ボクシング、ダンス、ヨガなどのさまざまな種目が用意される。レッスンは動画を活用して行い、コーチが練習させたい動作を紹介する課題動画を見て、生徒が練習成果をスマートフォンなどで動画で撮影して送信し、その動画をコーチが添削して、コメントを加えて返すという三部構成になっている。コーチへの質問や目標設定の共有のための、チャット機能も搭載している。レッスン内容や頻度や回数についてはコーチが設計し、利用料金についても、各コーチが設定する。

 レッスンを提供する予定のコーチとして、陸上競技では北京オリンピック 銅メダリストの朝原宣治氏(男子400メートルリレー)、サッカーでは元コンサドーレ札幌選手の曽田雄志氏、ボクシングでは元プロボクサーで日本ライトフライ級王者の畠山昌人氏らが紹介されている。

 SBイノベンチャーでは、「スマートコーチ」を、スポーツ選手の技能を生かしたセカンドキャリア支援を目指して提供する。同社では、「スマートコーチ」を独自運営する会社の立ち上げや、グループ内のスポーツ情報サイト「スポーツナビ」との連携を検討するとしている。

石井 徹