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新ブランド「UPQ」、Androidスマホを発売

統一コンセプトカラーの家電・家具24製品が登場

 6日、家電・家具を設計・販売するベンチャー企業「UPQ」(アップキュー)の会社設立および新製品発表会が開催された。

 「UPQ」は元カシオ計算機の中澤優子氏が立ち上げたベンチャー企業。「こだわりを表現できる家具・家電」をテーマに、スペックと価格、デザインのバランスが取れた製品を開発していくとしている。

 第一弾の製品として、「blue×green」(ブルー・バイ・グリーン)のコンセプトカラーで統一された、17種24製品が登場する。

 同社の製品はDMMの運営する「DMM.make STORE」で取り扱われる。以下、製品価格はすべて税別の直販価格。

UPQ代表取締役社長の中澤優子氏

デザイン家電のCerevoが開発をサポート

Cerevoの岩佐琢磨氏社長

 UPQの製品の設計アドバイスや、生産工場との交渉、品質管理、サポートといった裏方の役割は、デザイン家電を設計販売するCerevoが行っている。中澤氏がUPQを立ち上げたのは、同氏が参加した経済産業省の次世代技術者養成事業で、メンターを担当したCerevoの岩佐琢磨社長の助力がきっかけ。両社は資本上の関係はないが、本拠を同じスタートアップ拠点「DMM.make」に構え、CerevoがUPQから業務委託を受ける形で、協力した製品開発を行っている。

 岩佐氏がUPQについて「光る技術はないが、デザインコンセプトでまとめた新しい形のスタートアップ」と表現し、スタートアップで必要な「汗臭い」部分の仕事をCerevoが引き受けたと語った。

「世の中にない製品を作りたい」

 カシオ計算機で携帯電話の商品企画を行っていた中澤氏は、2013年に退職後、「1対1のものづくりもしてみたい」と秋葉原でカフェを経営、商品企画なども行い、現在も経営しているという。

 異色の経歴を持つ中澤氏がUPQを立ち上げた時には、すぐ型落ちしてしまう製品サイクルから抜け出せるような家電を作りたいという思いがあったという。

 低価格帯を中心に、スペック、価格のバランスが取れたベースモデルを海外のメーカーから調達し、デザインをカスタマイズすることで、競争力のあるラインナップを揃えたと明かす中澤氏。今回の24製品のラインナップの開発期間は"約2カ月"で、「毎日一人泊まり込みで設計した」と話した。

 「UPQ」第一弾のラインナップは、スマートフォン、スーツケース、4Kディスプレイ、電動スタビライザーといった、バラバラな製品ジャンルとなっている。これは、競争力のある製品だけを残して、満足いかない製品をラインナップからそぎ落としていった結果だという。

 第一弾のアクセントカラーが「ブルー・バイ・グリーン」なのは、「今年の夏のトレンドカラーがブルーとグリーンだったので、掛け合わせて今までの家電にない色を作った」(中澤氏)とのこと。第二弾は今年度内に、「世の中の家電にない色」で提供したい、と語った。

Android 5.1搭載の「UPQ Phone A01」

 UPQ Phone A01は、Android 5.1を搭載したSIMロックフリーのAndroidスマートフォン。1万4500円と低価格帯ながら、クアッドバンドのLTEに対応している。ディスプレイは4.5インチで854×480(フルワイドVGA)。CPUは1.3GHzのクアッドコア駆動の「MT6735」で、メモリは1GB。内蔵ストレージは8GBで、32GBまでのmicroSDHCに対応。メインカメラは5メガピクセル、インカメラは2メガピクセル。

 通信はLTE/3G/GSMをサポート。対応周波数帯はLTEが2100MHz帯(band1)、1800MHz帯(band3)、800MHz帯(band19)、700MHz帯(band28)。3G(W-CDMA)では2100MHz帯と800MHz帯に対応する。microSIMスロットを2つ搭載し、LTE/3G/GSM+GSMのデュアルSIMに対応。Wi-FiはIEEE 802.11a/b/g/n、Bluetoothはバージョン4.0をサポートする。

 本体サイズは約133×66×8.6mm、重さは約118g。ボディカラーはブルー・バイ・グリーン、ホワイト、ブラックの3色。

【お詫びと訂正】
 初出時、CPUのクロック数を1.5GHzと記載しておりましたが、正しくは1.3GHzであることが判明しました。これに伴い、記事中の該当箇所を修正いたしました。

モバイルバッテリー搭載スーツケース「UPQ Bag」

 モバイルバッテリーを内蔵したスーツケース「UPQ Bag」は、UPQが独自に設計した製品。機内持ち込み可能な4輪キャスター付きのスーツケースに、2.1Aと1Aの2ポートを給電可能なモバイルバッテリーを内蔵しており、旅先でスマートフォンやカメラを充電できる。バッテリー本体への充電は、microUSBポートから行う。

 内蔵バッテリーの容量が12000mAhの「UPQ Bag TR01」は2万9000円。8000mAhの「UPQ Bag TR02」が2万6000円。バッテリーを搭載しない「UPQ Bag TR03」も1万9000円で提供される。

ワイヤレススピーカーとイヤホン4種の「Q-music」

「Q-music」として、ワイヤレススピーカーとイヤホン4種がラインナップされる。

 ワイヤレススピーカー「Q-music BS01」は、傘のような独特な形状の製品。タッチセンサーを背面に搭載し、なぞることでよって音量調節や曲送りができる。メタリック調、マット調という手触りが違う2色が用意される。

 NFCを搭載し、スマートフォンで触るだけでペアリングができる。3.5mmケーブルでの有線接続にも対応。価格は2万2500円。

 イヤホンはすべて耳かけ型のカナル型のモデルで、有線タイプが3機種で、Bluetoothタイプが1機種。上位モデルの「Q-music QE80」は1基のダイナミックドライバーと2基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーを搭載し、2万4600円。「Q-music QE50」は1基のダイナミックドライバーと1基のBAドライバーを搭載し、価格は9580円。下位モデルとなる「Q-music QE10」は、運動時に利用できるように装着性を高めている。価格は5500円。

 「Q-music QBE10」は、Bluetoothの音声コーデック「apt-X」にタイプしており、一般的なBluetoothイヤホンと比較して、低遅延で高音質な音楽が楽しめる。価格は6500円。

「QE80」と「QBE10」
「QE50」
「QE10」

スマート電球「Q-home BB01」

 「Q-home」シリーズからは、スマートフォンアプリから操作できるスマート電球が登場する。BluetoothでiOS/Android端末と接続し、専用アプリで光量や色味を調節できる。タイマー設定や音楽に連動して色味を変える機能も搭載。価格は4800円。

動画を安定して撮れるスマホ用スタビライザー

 カメラの動きを安定させ、手ぶれすることなくカメラを自由自在に動かして撮影できる「電動スタビライザー」が「Q-camera」シリーズより登場する。電動スタビライザーは通常、映画やテレビ撮影などで使われるプロ向けの製品だが、「Q-camera ES02」は、スマートフォンのカメラに特化した製品。4.5インチ程度のスマートフォンを取り付けでき、自撮り棒としても利用可能。価格は3万3200円。

 また、より本格的な「Q-camera ES03」も3万7500円で提供される。4〜6インチのスマートフォンや、アクションカメラなどが取り付け可能。

そのほかの製品

「Q-display 4K50」は、50インチの4Kディスプレイ。テレビチューナー非搭載で7万5000円
透明キーボード「Q-gadget KB01」は、専用キーで切り替えてトラックパッドとしても使える。1万7500円
防水防塵のアウトドアライト「Q-gadget LT01」、7000円
「Q-camera」シリーズからはアクションカム「ACX1」も登場。フルHDの動画撮影に対応し1万5500円
「Q-camera ACX1」には防水ケースやヘルメットや自転車用のアダプターが標準で付属する
座る人をすっぽり包み込む卵型の椅子「Q-home ISU2」は8万3000円

(石井 徹)