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UQコミュニケーションズとKDDIバリューイネイブラーが合併へ

 モバイルブロードバンド事業を展開するUQコミュニケーションズは、KDDI子会社でMVNO事業を手がけるKDDIバリューイネイブラー(KVE)と合併すると発表した。合併は10月1日付けとなり、UQが存続会社となる。

 KVEは、約1年前の2014年8月に設立され、その後12月からサービスを提供してきた。しかしMVNO市場の参入企業が増加し、価格競争が激しくなるなど、競争環境が変化したことを受けて、両社では協議を開始。当初からKVEでは「UQ mobile」と銘打ってサービスを提供し、今年6月からは一部量販店におけるUQコミュニケーションズの売場でUQ mobileの商品が取り扱われるなど、関係は深まっていたところ、今後に向けた競争力の向上、新たな付加価値の提供を目指して合併することになった。KVEの事業はそのまま継承される予定で既存サービスに変更はない。具体的な施策は今後、正式に決まり次第、あらためて案内される。

 UQでは、KVEとの合併にかかる対価は現金で支払うとのことで、金額は明らかにされていない。現金のため、UQの株主構成、議決権比率に変更はない。

関口 聖