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ドコモ、手書き文字を翻訳する「てがき翻訳」の試験提供を開始

羽田空港でもテストを実施

 NTTドコモは、手書きの文字やイラストで意思を伝えるための翻訳サービス「てがき翻訳」の無料のトライアルサービスを開始した。Androidスマートフォン・タブレットで利用できる。商用サービスの開始は2015年内を予定する。

 「てがき翻訳」は2015年7月に「ひつだん翻訳」として開発が表明されていたもの。試験提供の開始にあわせて、名称は「てがき翻訳」に変更された。

 無料のトライアル期間は2015年12月31日まで。2015年内を予定する商用サービスの開始時期次第で、トライアルサービスは早期に終了する場合がある。

 アプリはGoogle Playからダウンロードでき、対応OSはAndroid 4.3~。ドコモ以外のユーザーも利用できる。

 9月9日~11月30日の期間には、東京国際空港ターミナルと協力し、羽田空港で実証実験も行われる。羽田空港の国際線旅客ターミナルでは、コンシェルジュが常駐する案内カウンターに「てがき翻訳」が導入され、訪日外国人に対して「てがき翻訳」を使った案内が行われる。

てがき翻訳

 「てがき翻訳」はスマートフォン・タブレットに手で書いた言葉や文章を、翻訳サーバーを介して翻訳するサービス。英語、韓国語、フランス語に対応しており、10月中に中国語(簡体字)に対応する予定。いずれも日本語との翻訳に対応する。

 手書きの文字の翻訳機能に加え、イラスト機能や写真を取り込む機能が備わっており、手で描いた地図などと一緒に表示してコミュニケーションを図ることが可能になっている。

「てがき翻訳」

太田 亮三