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WCPなど、臼杵市でビーコンを使って高齢者の徘徊を検知する実証実験

実証研究で使用されるビーコン

 大分県臼杵市と臼杵ケーブルネット、Wireless City Planning(WCP)は、ビーコンを活用して、認知症患者の徘徊を検知するソリューションの実証研究を開始する。期間は2015年11月〜2016年3月。

 実証研究では、臼杵市内の交差点や公民館などや、橋や駅などの計100カ所にビーコンを検知するセンサーを設置する。実証研究に協力する高齢者にはキーホルダー型のビーコン端末を持たせる。高齢者がセンサーに近づくと、センサーがビーコンを検知して、高齢者の家族や関係者に検知した場所と時間をメールで送信する仕組み。

 ビーコンを持った高齢者の居場所を捜索するためのスマートフォンアプリについても検証される。同アプリは、捜索者の位置情報と対象の高齢者の直近検知情報を地図上に表示して捜索の手助けとするほか、センサー機能によって、高齢者の持つビーコンの電波強度からおおよその距離を表示する機能を持つ。

橋に設置されたセンサー

 今回の実証研究は、急速に高齢化が進む臼杵市が、高齢者の徘徊問題を解決するための公共サービスの提供を目指して、2015年1月より臼杵ケーブルネットとWCPとともに技術検証をすすめてきたもの。臼杵市は参加者の募集や施設の提供を、臼杵ケーブルネットは受信センサーの設置を担当する。WCPは、管理システムやアプリの設計、構築と運営、センサーとビーコン端末の調達と設定を担当。

(石井 徹)