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ハイスピードIGZO、進化したエモパーを搭載「AQUOS Xx2」

AQUOS Xx2

 シャープ製「AQUOS Xx2」は、ソフトバンクの2015年冬モデル。11月中旬に発売される予定。約5.3インチのハイスピードIGZOディスプレイを搭載する、Android 5.1搭載のフラッグシップモデルとなる。

 ディスプレイは約5.3インチ、フルHD(1080×1920ドット)の“ハイスピードIGZO”で、従来よりも倍速(120Hz駆動)となる液晶で、従来よりも残像感のない映像を楽しめる。画面スクロール時などでも文字が見やすい。ただし、常時120Hz駆動にしているとバッテリーの消費も激しくなるため、アプリに応じて表示を60Hzに切り替える制御も行っている。

 プリインストールアプリでは、たとえばChromeは高速表示が可能になっている。また、会場の説明員によると、LINEなど、多くのユーザーが使用するアプリについては、デフォルトで高速表示がオンになるような仕組みも取り入れられているという。高速表示のオン・オフは、アプリの一覧で設定することが可能。バッテリーを温存したいときはオフに、表示の美しさを優先したいときはオンにといった形で、ユーザー自身で切り替えることができる。

 メインの13.1メガピクセルカメラでは、位相差およびコントラストオートフォーカスを組み合わせた、ハイブリッドオートフォーカスを採用。タッチした部分に、瞬時にフォーカスを合わせることが可能になった。カメラはリコーの認証制度「GR Certified」を取得している。インカメラは800万画素で、自撮りの際も高品質な写真を撮れる。ただし、インカメラは形状の都合上、本体下部に配置されている。そのため、自分撮りをする際は、本体の向きを逆さにした方が撮りやすくなる。そうした注意事項は、インカメラ起動時に表示されるようになっている。

 側面のセンサーを使った「グリップマジック」は今回も搭載される。ユーザーの環境を推測して会話を試みようとする「エモパー」はバージョン3.0に進化。「エモメモ」という機能ではタップしてから、「トイレットペーパー」「買う」と話しかけると、メモしたことになり、後からタイミングをみはからって、メモしたことを教えてくれる。

 同時に発表された「AQUOS Xx2 mini」とは、チップセットなど、スペックの共通点も多いが、指紋センサーの有無や、ストレージの容量(AQUOS Xx2は32GB)、外観の素材などが異なっており、よりフラッグシップとしての高級感が出されている。たとえば、AQUOS Xxの本体背面はガラスなのに対し、AQUOS Xx2 miniはアクリルパネルとなる。

 指紋センサーはスライド式。ロック解除時に利用できるだけでなく、指とアプリを紐づけることができ、触れるだけでお気に入りのアプリを起動できるのが特徴だ。

主な仕様

 大きさは138×73×7.9mm、重さは150g。バッテリーは3100mAhで、脱着はできない。チップセットは「Snapdragon 808」の「MSM8992」(CPUはヘキサコア、1.8GHz駆動×2、1.4GHz駆動×4)で、3GBのメモリと、32GBのストレージを搭載する。Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/acをサポート。防水・防塵に対応する。

 ボディカラーは、Purple、Black、Whiteの3色。

Purple
Black
White

関口 聖

石野 純也