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4.7インチコンパクトのハイエンド「AQUOS Xx2 mini」

AQUOS Xx2 mini

 シャープ製のAndroid 5.1搭載スマートフォンである「AQUOS Xx2 mini」は、4.7インチディスプレイを採用した、ソフトバンクの新機種。同時期に発表された「AQUOS Xx2」とほぼ同じ機能をサポートしつつ、コンパクトにまとめた。2016年1月中旬に発売される予定。

 「AQUOS Xx2」と同じく、120Hz駆動のハイスピードIGZOディスプレイを採用。縦長のWebサイトをスクロールしていても文字が読みやすいなど。動きの速い場面などで威力を発揮する。ただし、常時120Hz駆動にしてしまうとバッテリーの消費が激しくなってしまうため、アプリによって駆動速度を切り替える制御を行っている。具体的には、Chromeなどのブラウザは120Hz駆動にしつつ、その他の動きの少ないアプリでは60Hz駆動に速度を落としている。

 プリインストールアプリだけでなく、LINEなど、ユーザーの利用が多いアプリは、デフォルトで120Hz駆動になるような仕掛けが入れられているようだ。また、高速表示については、ユーザーが任意のアプリを設定することも可能。設定メニューのアプリ一覧で、チオン・オフの切り替えが可能になっている。

 4.7インチとコンパクトサイズの端末だが、ディスプレイの解像度は1080×1920ドットのフルHDを採用。フラッグシップモデルのAQUOS Xx2よりも、ピクセル密度は高くなっている。

 13.1メガピクセルのメインカメラは、リコーの「GR Certified」を得ており、画面のふちまでゆがみなく撮影できる。Xx2でサポートされているハイブリッドAFには非対応だが、光学式手ブレ補正はサポートする。動画撮影では210fps撮影や、フルワイドVGAサイズでの2100fpsスーパースロー撮影をサポートする。

 端末下部にはイルミネーションが内蔵されており、「ヒカリエモーション」と呼ばれる。着信やエモパーと連動させることができるのが特徴だ。指紋センサーは非搭載。側面のセンサーで、持ち上げれば画面が点灯する「グリップマジック」が利用できる。

 スペック的はAQUOS Xxに近く、外観のイメージもされているAQUOS Xx2 miniだが、素材はサイズに合わせて変更されている。背面パネルについてはアクリル製で、ガラスを採用しているAQUOS Xx2よりも軽くなっている。側面も金属ではなく、蒸着塗装を採用しているという。仕様面では、ストレージが16GBなのも、AQUOS Xx2との違い。ミッドレンジまではいかないが、フラッグシップよりはとこどろこでグレードを落としたハイエンドの商品といった位置づけとなる。

主な仕様

 大きさは約126×66×8.9mm、重さは121g(暫定値)。チップセットは「Snapdragon 808」の「MSM8992」(ヘキサコア、1.8GHz駆動×2、1.4GHz駆動×4)。3GBのメモリと16GBのストレージを搭載する。Bluetooth 4.1、Wi-Fi(IEEE802.11a/b/g/n/ac)、防水・防塵、VoLTE、おサイフケータイに対応。ワンセグ利用できるが、その際には同梱の外付けアンテナが必要となる。一方、赤外線通信やフルセグは非対応となる。

 ボディカラーは、Red、Black、White、Pink、Blueの5色。

Red
Black
White
Pink
Blue

関口 聖

石野 純也