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DNPがIngressとコラボ、丸善・ジュンク堂・文教堂がポータルに

オリジナルしおりも書店で配布

 大日本印刷(DNP)は16日、ナイアンティックの開発する位置情報ゲーム「Ingress」とコラボレーションすることを発表した。同社グループの丸善・ジュンク堂書店・文教堂の計281店舗が、Ingress内のポータルとして11月初旬から登場する予定。

 今回のコラボレーションはDNPのO2Oマーケティングの一環として行われるもので、同社の運営する書店への来店促進、書店・通販・電子書籍ストアを統合したサービス「honto」の普及を目指すとしている。各書店がIngress内でポータルとして登場するほか、11月1日から丸善・ジュンク堂書店・文教堂の146店舗で買い物をした人を対象に、「honto×Ingress」オリジナルしおりを配布するキャンペーンも実施。在庫がなくなり次第終了する。

 合わせて、Ingress日本初の公式小説「イングレス ザ・ナイアンティック・プロジェクト」の発刊を記念した、honto会員だけが参加できるイベントを11月1日に東京・大阪で開催。東京会場ではナイアンティックの川島優志氏と同タイトルの監訳を担当した土屋つかさ氏、大阪会場ではナイアンティックの須賀健人氏がゲストとして登場、Ingress内のアイテムがもらえる「MODカード」も配布する。

 また、ナイアンティックは株式会社ポケモンおよび米国子会社The Pokémon Company International(ポケモングループ)、Google、任天堂より資金調達を行ったことを発表。初回投資として2000万ドル、マイルストーン達成後の追加投資は1000万ドルを予定している。今回の投資はIngressの仕組みをもとにしたスマートフォンゲーム「Pokémon GO」の開発や新ゲームの市場投入などに活用するとのこと。

「honto×Ingress」オリジナルしおり

藤縄優佑