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通話のメインはスマホ、3割は迷惑電話が1年前より「増えた」

インテル セキュリティとMMD研究所が調査

 マカフィー(インテル セキュリティ)とMMD研究所は、スマートフォンを持つ男女2211人を対象に、「スマートフォンの迷惑電話・詐欺電話に関する調査」を実施した。

 調査では固定電話とスマートフォンの通話の割合を聞くと、「スマートフォンのみ」が17.4%、「ほぼスマートフォン」が43.2%で、合計で60.6%がスマートフォンをメインにして通話している結果になった。固定電話を持っていない割合は3割以上になり、年代別では40代が11.4%であるのに対し、30代は35.8%、20代は38.4%と、30代以下で固定電話を持っていない割合が大幅に増える結果になった。

 スマートフォンと固定電話について、迷惑電話や詐欺電話の着信について聞くと、スマートフォンでは19.4%が「ある」と回答した。固定電話も持つユーザーについては、固定電話でも「ある」と38.8%が回答している。

 迷惑電話の回数については、1年前と比較して「増えた」と回答しているユーザーがスマートフォンで33.4%、固定電話で21.9%になり、スマートフォンでも迷惑電話が増えたと感じているユーザーが多いことが分かった。

 迷惑電話の内容についてはセールス・勧誘電話が7割以上で最も多く、ワン切り、振り込め詐欺と続く。マイナンバーに関する不審な電話もスマートフォンで6.1%、固定電話で3.7%となっている。

 迷惑電話への対策は、3割弱が通信事業者の提供する迷惑電話対策サービスを利用していると回答するものの、対策をとってないとするユーザーも6割以上に及んだ。

太田 亮三