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「Firefoxらしさ」をiPhoneでも、Mozilla JapanがiOS版Firefoxのこだわりを紹介

 Mozilla Japanは記者向けにiOS版「Firefox」を紹介した。iOS版Firefoxは、App StoreでiOS 8.2〜のiPhone、iPad、iPod touchを対象に配信された無料のアプリ。

Firefoxらしさを盛り込んだアプリを出す

Mozilla Japan モバイル&エコシステム マネージャ 浅井智也氏

 11月9日、パソコン版の「Firefox」バージョン1.0のリリースから11周年を迎えたFirefox。スマートフォンによるインターネット利用が一般化し、ブラウザが欠かせない存在となる中で、Mozillaでは「Firefoxらしさを盛り込む」という開発方針を取る。

 今回配信が開始された「Firefox for iOS」(バージョン1.1)は、iOS版初のFirefoxブラウザ。「FirefoxらしいブラウザをiOS上でも実現する」というコンセプトで開発された。

Android版(左)とiOS版(右)

 Mozilla Japanでモバイル&エコシステム マネージャを務める浅井智也氏は、パソコン版Firefoxのユーザーのうち3割程度がiPhoneも利用しており、「Firefox Sync」に対応したiOS版の要望が高かったと話す。一方でこれまでのiOSでは、OSの制約により、ブラウザアプリを開発する際の自由度が限られている。

 iOS 8が登場したことにより、ブラウザアプリ開発の自由度が向上したため、このタイミングでの提供となったという。Mozillaでは今後、iOS版に対してUIの軽量化を中心にパフォーマンスの改善や機能追加を行っていく方針。

iOS版Firefoxの機能紹介

 iOS版ではWebKitエンジンをベースに、軽快に動作するユーザーインターフェイス(UI)を搭載。検索機能やプライベートブラウジング、「Firefox Sync」といったFirefoxを特徴づける機能を盛り込みながらもシンプルにまとまっている。

 ホーム画面からはトップサイトや履歴などの直接アクセスできる。上部のアドレスバーではインクリメンタル検索に対応し、文字入力の都度、ブックマークや履歴を絞り込んで表示する。検索エンジンではGoogleのほかに、Yahoo! JAPAN、Bing、Twitter、WikipediaとAmazon.co.jpに対応。検索画面ではデフォルトに設定した検索エンジン以外のものもアイコンとして表示され、切り替えて検索することができる。

 「Firefox Sync」では、パソコン版やAndroid版とのFirefoxと履歴やブックマーク、リーディングリスト、パスワードの同期が可能。同期された履歴などは検索画面でも表示される。

 タブ一覧画面から、履歴やCookieを保存しないプライベートブラウジングモードに切り替えられる。プライベートブラウジングを終了したときに開いているタブをまとめて閉じることもできる。

 iPhone版の画面UIでは、片手での操作に配慮し、画面下部に進む/戻る/更新/共有/ブックマークボタンを配置。タブの一覧表示画面では、高解像度のディスプレイを生かした2列表示と、タブの扱いがしやすい1列表示を切り替えて使える。

(石井 徹)