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忘れ物があったらスマホに通知、ドコモがIoT向けプラットフォーム

 NTTドコモは、スマートフォンアプリとBluetooth Low Energy(BLE)対応機器を連携できるプラットフォーム「Linking」(リンキング)を開発した。専用サイトでAPIが公開されるほか、対応アプリを配信する。

 「Linking」は、スマホアプリとIoTデバイスを簡単に連携できるようにするプラットフォーム。専用サイトで配信予定となっているアプリは「忘れ物防止」「迷子防止」「天気予報通知」「メール」「電話」といったもの。いずれも2016年1月に公開される予定。たとえば忘れ物防止、迷子防止といったアプリでは、BLE対応機器を鍵など大切なものに付けたり、子供に持たせたりすることで、スマートフォンから距離ができると、通知してくれる、というもの。

 そうした専用アプリのほか、Linking対応アプリとデバイスをまとめて管理できるアプリ「Linking」が2016年1月より配信される。「傘用デバイス」「鞄用デバイス」「鍵用デバイス」など、BLE対応機器を登録しておき、それらのデバイスと連携するアプリをどれにするか、連携のON/OFFを設定できる。

 既に販売されているBLE対応機器では利用できず、Linking対応デバイスとして、まずBraveridge社のIoTデバイス「Tomoru」が用意される。また開発者向けにはBLE対応ボードも提供される。

 ドコモでは、ユーザーの日常生活へIoTを浸透させるためのきっかけ作りの1つ、としている。

 ACCESSでは、同社のIoTクラウド統合ソリューション「ACCESS Connect」をLinkingへ順次対応させると案内している。

関口 聖