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「ソフトバンクカード」でチャージ残高「バリュー」を他の会員に送れるように

 ソフトバンクとソフトバンク・ペイメント・サービスは、「ソフトバンクカード」のチャージ残高「バリュー」を他の会員や金融機関向けに送金できる機能の提供を開始した。スマートフォンのMy SoftBankから利用できる。

ソフトバンクカード

 「ソフトバンクカード」は、ソフトバンク加入者向けに提供されているプリペイド方式のVISAカード。オプションの「おまかせチャージ」に登録することで、クレジットカードとして利用できる。

 今回、提供が開始された機能は、他のソフトバンクカード会員と金融機関向けに、チャージした残高「バリュー」を送金できるというもの。「バリュー」にはチャージする方法によって、換金できない「プリペイドバリュー」と金融機関に送金することで換金が可能な「現金バリュー」の2種類がある。

ソフトバンクカード会員宛に「おくる」機能

 他のソフトバンクカード会員宛に送金できるのは、「プリペイドバリュー」と「現金バリュー」の両方。送る相手の携帯電話番号かソフトバンクカードIDと名前を入力することで送金できる。送金時に金額が足りない場合、後払いの「おまかせチャージ」や「ソフトバンクまとめて支払い」を利用して、プリペイドバリューチャージして送ることができる。

 ソフトバンクカード会員宛の「おくる」機能の手数料は無料で、加入者であればすべてのユーザーが利用できる。1回の上限額が1万円で、月5回まで利用可能。上限金額や利用回数の上限を変更することはできない。「おまかせチャージ」や「ソフトバンクまとめて支払い」での追加チャージについては、設定されている上限額以上のチャージはできない。

ソフトバンクカード会員宛の「おくる」機能

 また、相手に送金を依頼する「もらう」機能も提供される。「もらう」機能は相手と金額を指定して、SMSで送金を依頼することができる。最大10人まで同時に依頼でき、それぞれ違う金額を指定できる。

 「もらう」機能で依頼を受けた相手は、SMSに添付されているURLからプリペイドバリューと現金バリューのどちらかを選ぶだけの操作で、「おくる」機能によって指定された金額を送ることができる。

「もらう」機能

金融機関宛に「おくる」機能

 金融機関宛に「おくる」機能は、「現金バリュー」を銀行などの口座に現金として振り込む機能。手数料は1回216円(税込)。1回あたりの上限が2万5000円で、月2回まで利用可能。「プリペイドバリュー」は送れないため、おまかせチャージやソフトバンクまとめて支払いによって追加チャージして送ることはできない。

 なお、今回の「おくる」機能は、2月のソフトバンクカードのサービス発表時から案内されていたもの。ソフトバンクの広報によると、「足りない金額をおまかせチャージで追加する機能や、もらう機能を追加するなどの機能拡張を行ったため、このタイミングでの提供開始となった」という。

「おくる」機能を利用した人に最大2000円分のバリューが当たるキャンペーン

 サービス開始記念のキャンペーンとして、他のソフトバンクカード会員宛に「おくる」機能でバリューを送ったユーザーから抽選で1500名に1000円分の「プリペイドバリュー」がプレゼントされる。また、当選者のうち、Visa加盟店でソフトバンクカードを利用したユーザーの中から300名には追加で1000円分(合計2000円分)のバリューがプレゼントされる。キャンペーン期間は2015年12月7日~2016年2月8日。

石井 徹