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Gear VRのコンシューマーバージョンが登場

 サムスン電子は、バーチャルリアリティ(VR、仮想現実)を手軽に楽しめるようにするヘッドマウントデバイス「Gear VR」を12月18日より、日本国内で発売する。これまでは開発者の利用が想定されていたが、今回はコンシューマーバージョンで、一般ユーザー向けの製品となる。家電量販店のほかAmazon.co.jpでも販売される。

「Gear VR」

 「Gear VR」は、これまでのInnovator Editionと比べて、頭頂部にかかるパーツなどを省略して軽量化、さらに1万円台という手頃な価格帯を実現しつつ、段ボール型などよりも高品質なVR体験を味わえるようにした製品。たとえば、グーグルのCardboardなど、スマートフォンに装着する簡易的なVRヘッドマウントデバイスでは、頭の動きと映像の動きが必ずしも一致せず、乗り物酔いのような症状にかかりやすい。一方、「Gear VR」では、スマートフォンではなくGear VR本体に9軸センサーを内蔵しており、遅延が20ms以下に抑えて、頭の動きをスピーディに追随する。

 側面のタッチパッドは凹凸が用意され、どこを操作すれば良いか、感触を確かめながら操作できるようになった。大きさは201.9×116.4×92.6mm、重さは318g。対応機種はGalaxy S6、Galaxy S6 edge、Galaxy Note 5、Galaxy S6 edge+となる。

 コンテンツも150を超えるアプリがサムスンのサイトで配信される。サムスンで配信されるコンテンツは、乗り物酔いしにくいものなどが揃えられている。

関口 聖