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耐衝撃でLINEも使える折りたたみケータイ「GRATINA 4G」

 KDDIは、auの2016年春モデルとして、耐衝撃性能を備え、LTEに対応した京セラ製フィーチャーフォン「GRATINA 4G」を2016年2月下旬に発売する。価格は未定。

 「GRATINA 4G」は、テンキー搭載で、折りたたみ機構を採用したフィーチャーフォンで、ソフトウェアプラットフォームにAndroidを採用。LTEに対応し、Wi-Fi/Wi-FiテザリングやLINE、auのタブレットへ自動的に写真を転送できる機能を備えるなど、かつてのフィーチャーフォンから一歩進んだ機能を採り入れた。WebブラウジングやLINE利用時には、キー部分に埋め込まれたセンサーをなぞり、パソコンのマウスのように操作できる「タッチポインター」も用意される。

 auとしては、「AQUOS K SHF31」「AQUOS K SHF32」に続く3機種目となるAndroidベースのフィーチャーフォンで、過去の機種のユーザーから得た改善点として、待受画面から乗換案内などにアクセスできたり、ファイルマネージャー、カメラ撮影時のサブメニューに「メール」ボタンを用意したりするなど、フィーチャーフォン時代に搭載されていた便利な機能も盛り込んだ。

 フィーチャーフォン時代におなじみのカスタムメニューも用意されており、メニューからワンタッチで呼び出し可能。よく使う機能を登録しておくことで、素早くそれらにアクセスできる。テンキー下部には、3つの「カスタマイズキー」も用意。ここにはアプリを割り当てることができ、長押しでアプリ履歴や設定を呼び出せる。初期設定の状態では、「F1キー」にはLINEが割り当てられている。

 防水・防塵に加えて耐衝撃性能もサポート。京セラの携帯電話ではお馴染みのスマートソニックレシーバーも搭載しており、ディスプレイ全体がスピーカーになる。スピーカーに耳を合わせる必要がなく、周囲がうるさいときでも、相手の声を聞き取りやすくなるのがメリットだ。通話は、VoLTEに対応しており、スマートソニックレシーバーと合わせて、音質のよさを体感できる。

 タブレット連携機能としては、「auシェアリンク」が搭載されている。これは、auのタブレットと連携する機能で、GRATINA 4Gで見たWebの続きをタブレットで見たり、GRATINA 4Gにかかってきた着信をタブレットに表示したりといったことが可能。逆に、タブレットで表示したWeb上にある電話番号をタップして、GRATINA 4G側で通話をすることもできる。

 3.4インチのFWVGAディスプレイ。バッテリー容量は1500mAh。800万画素カメラを装備し、ワンセグ、おサイフケータイ(FeliCa)に対応する。OSのベースはAndroid 5.1。チップセットにはクアッドコアのMSM8909(1.1GHz)を採用しており、メモリ(RAM)は1GB、ストレージ(ROM)は8GB。最大32GBのmicroSHDHCに対応する。

 大きさは約51×113×16.7mm(暫定値)、重さは132g(暫定値)。ボディカラーはグリーン、ピンク、ホワイト、ブラックの4色から選べる。

関口 聖

石野 純也