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MVNOはシェア4.4%、SIMフリースマホ出荷は66.8万台に増加

 MM総研は、2015年度上期(2015年4〜9月)におけるSIMロックフリーのスマートフォン市場の市場規模調査結果を公表した。

 同社の調査によると、2015年9月末の携帯電話端末の契約数は1億2723万件(うちスマートフォン7237万件、フィーチャーフォン5486万件)となった。このうち、大手キャリアではないMVNOの SIMカードは321万件とし、スマートフォンの契約数全体におけるシェアは4.4%となる。半年前の2015年3月末時点(3.3%)から1.1ポイント増加した。

 一方、携帯電話端末の同期間の総出荷台数は1704.8万台となった。このうち大手キャリア向けのスマートフォンが1262万台、フィーチャーフォンは376万台。

MVNO SIMで利用する端末の調達経路

 大手キャリア向けではない「SIMフリースマートフォン」の出荷台数は66.8万台となった。これは、スマートフォンの総出荷台数(1328.8万台)の5.0%にあたり、台数・比率ともに上昇傾向にある。

 MVNO SIMカードで利用されているスマートフォン端末の調達経路について、MM総研は「大手キャリアで自分で購入した端末を利用」が116万件(36.1%)、「SIMフリースマートフォン(MVNOのセット販売を含む)」が114万件(35.5%)、「中古購入のスマートフォン」が85万件(26.5%)、「その他(知人からの譲渡など)」が6万件(1.9%)と分析している。

「格安スマホ」の認知度が67%に

 2015年12月にMM総研が実施したユーザー調査では、「MVNO」という言葉の認知度は24.1%(5月の調査より4.5ポイント増)、「格安SIM」は45.4%(同10.2ポイント増)となった。

 「SIMフリー」という言葉の認知度は49.7%(同3.4ポイント増)、「格安スマホ」の認知度は67.7%(同4.9%増)となり、それぞれの言葉の認知度が上昇傾向で、特に“格安”というキーワードで定着しつつあることがうかがえる。

 「今後3年以内にSIMロックフリースマホを購入したいか」を聞いた質問では、「購入したい」が7.3%、「購入したくない」が23.4%、「その他・わからない」が69.3%となった。

認知度
購入意向

2018年度には381万台と予測

 MM総研では、2015年度上期のSIMフリースマートフォン市場について、ASUSやプラスワン・マーケティング(FREETEL)など、SIMフリー端末の専業メーカーの台頭が目立つと指摘。従来MNO向けに提供してきた国内メーカーやパソコンやタブレット端末を手がけてきた国内、海外メーカーを交えたシェア争いが激化していると分析している。その結果、SIMロックフリースマートフォンの通期出荷台数は、2015年度で135万台と予測。さらに2016年度では185万台、2017年度は272万台、2018年度には381万台と拡大していくと予測している。

(石井 徹)