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透明なソーラーパネル、スマートウォッチに搭載できる新製品をMWCで発表

 仏サンパートナー・テクノロジーズ(サンパートナー)は、透過型の太陽光発電パネルの新製品として、反射型ディスプレイに対応する「Wysips Reflect」の概要を発表した。スペイン・バルセロナで開催される「Mobile World Congress 2016」(MWC2016)にて、この「Wysips Reflect」を採用したスマートウォッチとパートナー企業を発表するとしている。

「Wysips Reflect」のイメージ

 「Wysips Reflect」は、同社の「Wysips Crystal」「Wysips Graphics」に続く透過型太陽光発電パネルの新製品。反射型ディスプレイ用で超薄型とし、形、大きさ、透明度は採用メーカーが決められる。既存の「Wysips Crystal」は自発光ディスプレイ向けで、「Wysips Graphics」は発光パネル自体をデザインで隠せることが特徴。「Wysips Reflect」はバックライトを持たない、より単純な仕組みの液晶ディスプレイなどに対応できる製品になる。

 「Wysips Reflect」は反射型ディスプレイ用として、スマートウォッチの液晶部分や、棚用の電子ラベル、センサーなどに応用が可能。また、液晶ディスプレイを搭載していないアナログの腕時計の文字盤や風防、スマートフォンの背面パネルやケース、ウェアラブル端末などにも搭載できる。

 同社は、透過型太陽光発電パネルを搭載することで、「スマートウォッチのバッテリー駆動時間をアナログ時計並みに改善」できると謳っている。

 「Wysips Reflect」が対応できるサイズは、最大6インチのディスプレイで、薄さは500μm、最大透明度は85%。エネルギー変換効率は最終製品のデザインにより異なるが、1SUN(1000W/平方m)の光量下で1mW/平方cm〜3mW/平方cm以上となっている。

 MWC2016ではまた、「Wysips Graphics」を使用した製品として、太陽光発電が可能なバッグ、ポータブルスピーカー、携帯電話ケース、電子書籍リーダーのカバーが、それぞれデモ機として披露される予定。

 サンパートナーは昨年のMWC2015にも出展。京セラが参考出展として披露していた太陽光発電パネルをディスプレイに内蔵したスマートフォンに、発電パネル部分を提供していた。

(太田 亮三)