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「パズドラ」の位置ゲー登場、街でアイテムゲット「パズドラレーダー」今春に

 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、スマートフォン向けパズルゲーム「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)と連携する位置情報アプリ「パズドラレーダー」を発表した。iOS/Androidアプリとして、今春提供を開始する。利用は無料。

 「パズドラレーダー」は、普段の生活の中で「パズドラ」のアイテムを集めることができるアプリ。アプリを起動して「サーチ」を押すと、自分の周囲にあるゲーム内のアイテムが入手できる。

 アイテムが置いてある場所は位置情報と連動していて、場所や時間に応じて異なるアイテムが入手できる。入手できるアイテムは、「ダンジョン」と「ドロップ」。「ダンジョン」を入手すると、ゲームの「パズドラ」でレアな敵に挑戦できる「降臨ダンジョン」や「ゲリラダンジョン」をプレイできる。「ドロップ」を集めると、モンスターやスマートフォンの壁紙などに交換できる。

 また、サーチで近くにいたユーザーが「パズドラ」で“助っ人”になるマッチング機能を搭載。ゲーム内で自分のチームのリーダーに設定しているモンスターが同じだと、自動で助っ人として登場する。

 発表会ではガンホーの社長でパズドラシリーズのエグゼクティブプロデューサーを務める森下一喜氏と、プロデューサーの山本大介氏が同作を紹介した。

パズドラ4周年記念のケーキを囲むガンホー社長の森下一喜氏(左)と、パズドラシリーズ プロデューサーの山本大介氏

 森下氏によると、“日常生活の中でパズドラの世界に触れられるアプリ”を目指したとのことで、「スマートフォンゲームの遊び方が固定化しているなかで、パズドラレーダーで新しい遊び方を提案していければ」と語った。まずは無料で提供し、課金要素を追加する予定も、現時点では無いとしている。今後はGPSだけでなく、ライフログを活用したアプリとして進化させていきたいとした。

 なお、同作では“歩きスマホ”を助長しないような対策として、アイテムを入手する地点でそのつどアプリを起動してサーチする形としている。アプリを起動したまま移動すると、歩きスマホの警告が出る仕様となる。

 また、5月29日に幕張メッセで開催される同社のゲームイベント「ガンホーフェスティバル2016」で、「パズドラレーダー」を使用すると限定ダンジョンが入手できると発表された。限定ダンジョンでは、レアキャラクターが「ゼウスドラゴン」などに挑戦できる。

 このほか、「パズドラ」ニンテンドー3DS向けの新作ゲーム「パズドラX」や、マンガやアニメ、玩具を発表され、4周年を迎えるパズドラが今後、クロスメディア展開を進めていく方針が明らかにされた。アイドルグループ嵐が登場する、スマートフォン版「パズドラ」の新CMも発表された。

テレビ東京 アニメ局長の川崎由紀夫氏(左)と、アニメ制作会社ぴえろ社長の本間道幸氏
月刊コロコロコミック編集長 “まこ殿様”こと和田誠氏
タカラトミー ボーイズ事業部の高原文彦氏
会場には着ぐるみのモンスターも現れた

石井 徹