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自動販売機でクレカ/電子マネー/QRコード決済、NECの新決済端末

 NECは、決済端末1台で電子マネーやクレジットカードなど、複数の決済手段に対応する自動販売機向けの決済ソリューションを開発、販売を開始した。

決済端末のイメージ

 同ソリューションは、訪日外国人旅行者の増加を意識したもの。国内向けの各種電子マネー(iD、Suica、楽天Edyなど)に加えて、クレジットカード決済に対応。VISAやMasterCardなどのブランドで、クレジット・デビット・プリペイドカードを用いた決済が利用できるようになる。カードでの決済手段としては、磁気ストライプ型、接触IC型、非接触IC型に順次対応する。また、中国で普及している「アリペイ」(支付宝)などの、QRコード認証型のオンライン決済も可能となる。

 新決済端末は、従来は別途必要だった通信モデム機能を一体化した。自動販売機への取り付けが容易になり、導入費用の低減も実現したという。

 新決済端末を搭載した自販機が町中に登場するのは、2016年9月の予定。同社では、2019年までに10万台の自販機への導入を目指す。

石井 徹