ニュース

富士通、愛犬見守りサービス「わんダント2」を4月下旬より提供

「わんダント2」を発表した富士通 ユビキタスIoT事業本部 ホームIoT事業部 マネージャーの三ツ山陽子氏

 富士通は、愛犬見守りサービス「わんダント2」の提供を4月下旬に開始する。価格は、ペットに装着する「わんダントチャーム」、内蔵カメラでペットの様子を確認できる「わんダントステーション」の組み合わせで2万円弱になる見込み。

 わんダントは、同社が保有するセンシング技術を応用し、愛犬の健康管理ニーズに応える形で2012年に登場したサービス。今回発表されたのは、その新バージョンとなる。従来のサービスは犬用の歩数計をベースにした健康管理サービスとなっていたが、今回はカメラ付きのステーションを導入することでリアルタイムにペットの様子を確認できるようにした。

「わんダント2」一式

 ユーザーは、外出先からもスマートフォンのアプリを利用してステーションのカメラで撮影された室内の写真を確認できる。また、愛犬に装着したチャームでセンシングしたデータがステーション経由でクラウドサーバーにアップロードされ、これをクラウド側で解析することで直近30分の愛犬の気持ちがわかるようになっている。ステーション、チャームの双方に搭載された温湿度センサーにより、室内や首まわりの温度や湿度を監視し、規定の数値を超えた場合にアラームで通知する機能も用意されている。

 ステーションの大きさは130×30×90mm、重さは約140g。チャームの大きさは48×18.8×12mm、重さは約11g。チャームは内蔵バッテリーで4日~1週間程度動作する。充電はmicroUSB端子から行う。ステーションは無線LAN(IEEE802.11b/g/n)経由でクラウドに繋がる仕組みで、ステーションとチャームの間はBluetooth Smartで接続される。Android 4.4以上、iOS 8以上のスマートフォンとの組み合わせで利用できる。

付属のホルダーで愛犬に装着
スマートフォン側から愛犬の様子を確認
チャームのバッテリーはmicroUSB端子で充電

湯野 康隆