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VRでネットカフェが映画館に、「VR THEATER」関東31店舗から

第1弾は「進撃の巨人」と「攻殻機動隊」

 インターピア、ejeと日本複合カフェ協会は、ネットカフェなどの複合カフェの店舗で、バーチャルリアリティ(VR)映像を体験できるサービス「VR THEATER」(VRシアター)を4月7日より、関東の31店舗で順次提供する。

 「VRシアター」で当初提供されるコンテンツは、アニメ「進撃の巨人」のVR作品で、1回600円(税込)。5月頃にはアニメ「攻殻機動隊」のオリジナルVR作品も提供される予定。おまけとして、無料のVRコンテンツも数点提供される。

 料金はネットカフェのカウンターで支払う。専用のブースにヘッドマウントディスプレイ(HMD)「Gear VR」とヘッドホンが用意されており、スタッフ立会いの元、映像を体験できる。

体験システム。使い捨てのアイマスクを着用して使用する

 「進撃の巨人」のVRコンテンツ「進撃の巨人展 360°体感シアター “哮”」は、「進撃の巨人展」のために作成された5分程度の作品。“立体機動”を使った空中戦や巨人に食べられそうになるシーンなど、作中の世界観を楽しめる。

 「攻殻機動隊」のVRコンテンツ「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」は、主人公草薙素子が電脳世界と現実を行き来してテロリストと戦うオリジナルストーリー。映像の中に入り込むような画面遷移を多用している。

「進撃の巨人展 360°体感シアター “哮”」
(c)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
「攻殻機動隊 新劇場版 Virtual Reality Diver」
(c)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会

 また、提供店のひとつ、高田馬場の「自遊空間 BIGBOX高田馬場店」では、振動機能付きチェア「TELEPOD」と「Gear VR」を組み合わせた映像体験システムも提供される。

「TELEPOD」

 「VRシアター」では、インターピアが決済や権利管理などのシステムを担当、ejeがコンテンツ配信システムを担当する。日本複合カフェ協会に加盟するネットカフェを中心に、今後全国に展開していく。ejeでは、フジテレビとコンテンツ制作を進めているほか、今後アーティストのライブ映像などのコンテンツも提供していく。

左から、インターピア代表取締役 楠岡仁志氏、eje代表取締役 三代千晶氏、日本複合カフェ協会 理事長 日高大輔氏