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デジタルサイネージなどのIoTに、ドコモからLTE対応モジュール「UM-04KO」

 NTTドコモは、大容量コンテンツを活用するIoTソリューションでLTE通信を利用できるよう、LTE対応の通信モジュール「UM04-KO」を15日に発売する。

 「UM04-KO」は、ドコモ初のLTE対応通信モジュール。高速なLTE通信をサポートすることで、監視カメラの動画をリモートでチェックしたり、デジタルサイネージへの配信など、大容量コンテンツが求められるIoTソリューションでの活用が想定されている。

 また2つのアクセスポイントへ同時に通信できる「マルチ通信」をサポート。ドコモによれば、自動販売機の場合、映像などを自動販売機へ配信しつつ、同時に自動販売機から決済センターへデータを送る、といった使い方が可能という。先代モデルの「UM03-KO」と同じく緊急地震速報もサポートする。

 対応周波数は2GHz帯と800MHz帯。上り最大37.5Mbps、下り最大112.5Mbpsで通信できる。大きさは約5.0×36.5×35.7mm、重さは約12g。

 あわせて同社では、RS-232C端子を備える「UM04-KO専用アダプタセット」も用意する。大きさは約30×135×56mm、重さは約180g。ドコモでは開発コストを抑えられ、導入が比較的容易になる、とアピールしている。

関口 聖