ニュース

ドコモ、「Xperia Z4 SO-03G」をAndroid 6.0に

Xperia Z5シリーズにもSTAMINAモード対応のソフト更新

 NTTドコモは、ソニーモバイル製のAndroidスマートフォン「Xperia Z4 SO-03G」に対し、OSをAndroid 6.0にバージョンアップするソフトウェア更新の提供を開始した。「Xperia Z5 SO-01H」「Xperia Z5 Compact SO-02H」「Xperia Z5 Premium SO-03H」の3機種には、STAMINAモードに対応するソフトウェア更新を提供している。

「Xperia Z4 SO-03G」

 「Xperia Z4 SO-03G」のOSバージョンアップでは、見ている画面に関連する情報を提案するAndroid 6.0の新機能「Now on Tap」が利用できるようになる。そのほか、アプリごとにバックグラウンドの動作を制限できる消費電力の最適化機能、アプリごとに利用できる権限を指定する機能などが追加される。UI面では、カメラアプリやホーム画面などが更新される。

 バージョンアップにより、FeliCaを利用したワンタッチ設定と、HDMI接続した機器での5.1chオーディオ再生が利用できなくなる。「STAMINAモード」は、バージョンアップ後も利用可能。また、バージョンアップにあわせて、ごくまれに電源が再起動する場合があるという不具合が修正される。

 更新はユーザーの操作により行う。端末単体でWi-Fiかドコモの3G/LTE回線を利用する方法と、パソコンでソフトウェア「PC コンパニオン」を介して行う方法がある。所要時間は、端末単体での更新の場合で約108分、パソコンを利用する場合は約55分。

 端末単体で3G/LTE回線を利用する場合は、ドコモのspモード契約のあるSIMカードが必要。更新の際の通信料は無料となる。更新後、ビルド番号は「32.1.E.1.38」となる。

Xperia Z5シリーズはSTAMINAモードに対応

「Xperia Z5 SO-01H」
「Xperia Z5 Compact SO-02H」
「Xperia Z5 Premium SO-03H」

 「Xperia Z5 SO-01H」「Xperia Z5 Compact SO-02H」「Xperia Z5 Premium SO-03H」では、3月に提供開始されたAndroid 6.0バージョンアップにより非対応となっていた省電力機能「STAMINAモード」が再び追加される。また、特定環境下でスモールアプリが利用できない不具合が修正される。

 更新ソフトウェアは自動でダウンロードされ、ユーザーの操作によって適用する。端末単体での更新の場合は、ドコモの3G/LTE回線またはWi-Fiが利用可能。所要時間は「Xperia Z5」が約25分、「Xperia Z5 Compact」が約23分、「Xperia Z5 Premium」が約25分。

 パソコンで「PC コンパニオン」を利用しての更新も可能。その場合、所要時間は「Xperia Z5」が53分、「Xperia Z5 Compact」が約33分、「Xperia Z5 Premium」が約43分となる。更新後のビルド番号は3機種とも共通で「32.1.F.1.38」となる。

石井 徹