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世界で使えるデータSIM「GigSky」、4G LTE対応のリニューアル版

 フロンティアファクトリーは、世界90カ国以上で使えるプリペイド式のSIMカード「GigSky」(ギグスカイ)をリニューアルし、22日に販売を開始する。パッケージの価格は2980円(税抜)。

「GigSky」

 リニューアルされ発売される「GigSky」は、従来の3G(W-CDMA)とGSM(GPRS)でのデータ通信に加え、一部の地域でLTEでのデータ通信に対応する。LTEの対応国はイギリス、イタリア、フランス、スペイン、カナダ、韓国、南アフリカなど。対応エリアは順次拡大予定。データ通信専用で、音声通話には非対応。

 プリペイド式で、訪問先の国ごとに容量別のプランを購入して利用する。料金はアメリカの場合、100MBで1800円(有効期限3日間)、250MBで3000円(有効期限7日間)、500MBで4200円(有効期限14日間)、1GBで6000円(有効期限30日間)などとなっており、プランによって有効期限が異なる。SIM購入の特典として、100MBコースを1回無料で利用できる。

 利用には、SIMロックフリーのスマートフォンが必要。1枚のSIMカードで標準/micro/nanoの3つの形状に対応し、脱着可能なSIMアダプターが付属する。

 iOS/Android端末向けには専用アプリが提供されており、プランの購入や残高の確認ができる。専用Webサイトでもプランの購入にも対応するため、モバイルルーターなどでも利用可能。

 リニューアルされたサービスは、既存の「GigSky SIM」では利用できない。フロンティアファクトリーでは、同社で販売した既存の「GigSky SIM」のユーザー向けに、新SIMカードを無料で送付する。対象ユーザーには、順次案内される。

 なお、GigSkyは「Apple SIM」向けに通信サービスを提供しており、今回リニューアルされた「GigSky」では、Apple SIMと同じ品質でAndroid端末でも利用できるとしている。

「GigSky」LTE通信の対応対応国・地域

アイルランド、アゾレス諸島、イギリス、イタリア、イビサ島、オランダ、カナダ、カナリア諸島、ギリシャ、スイス、スペイン、セウタ、チェコ、デンマーク、ドイツ、ニュージーランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マデイラ諸島、マヨルカ島、メノルカ島、メリリャ、ルーマニア、ルクセンブルク、韓国、南アフリカ

石井 徹