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【熊本地震】auのエリアが復旧、地震発生前と同等レベルに

ドコモは現地作業が難しい地域でサービス中断エリアが残る

 KDDIは、熊本地震の影響で利用しづらくなっていたエリアが復旧し、地震発生前と同等のエリアカバーにまで復旧したと発表した。

 熊本地震によりKDDIのエリアが影響を受けた期間は、4月16日1時25分頃~4月26日14時46分。現在も一部の基地局は停波したままで、周辺の基地局を調整しエリアをカバーしている。引き続き設備の復旧作業が進められる。

NTTドコモ

 NTTドコモは4月25日17時時点で、中ゾーン基地局などでエリア化を実施する一方、一部で移動基地局車によりカバーするエリアが残っている。また、サービス中断などで利用しづらい地域は、熊本県の阿蘇郡南阿蘇村、阿蘇市としている。

 25日17時時点のドコモの復旧エリアマップの情報によれば、具体的なサービス中断エリアとして、阿蘇山の火口周辺地域と、南阿蘇村役場の北西にある阿蘇北向谷原始林の周辺が残っている。ドコモでは、移動基地局車でカバーしているエリアやサービスが中断しているエリアについて、交通規制や入山規制、避難勧告などで現地作業が行えないため、エリアの復旧に時間を要する見込みとしている。

【追記 2016/04/26 19:40】
 NTTドコモは、26日17時時点の情報(第30報)として、熊本県阿蘇郡南阿蘇村はエリアが復旧したと発表した。利用しづらいエリアとして残っているのは阿蘇市の黒川の一部のエリアで、対象エリアの一部が立ち入り禁止区域となっているため、一両日中の復旧を見込んでいる。

 ソフトバンクとUQコミュニケーションズは、4月25日にエリアが復旧したと発表している。ワイモバイルのPHSは、熊本県阿蘇郡南阿蘇村で利用しづらく、引き続き復旧作業中。

太田 亮三