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ドコモ、「Xperia Z4 Tablet」をAndroid 6.0にバージョンアップ

Wi-Fi版「Xperia Z3 Tablet Compact」向けにも

 NTTドコモは11日、ソニーモバイルコミュニケーションズ製のタブレット「Xperia Z4 Tablet SO-05G」のOSをAndroid 6.0 Marshmallowにバージョンアップするソフトウェア更新の提供を開始した。

「Xperia Z4 Tablet SO-05G」

 「Xperia Z4 Tablet SO-05G」のバージョンアップは、Wi-FiまたはLTE/3Gを利用して端末単体で行う方法と、パソコンで専用ソフトウェア「PCコンパニオン」を経由して行う方法がある。パソコンを利用した更新は12日の午後2時より利用できるようになる。

 Android 6.0へのバージョンアップにより、画面に表示されている情報で検索する「Now on Tap」や、消費電力の最適化機能、個別のアプリが利用する情報の許可設定などが利用できるようになる。また、Xperiaホームの画面切り替えエフェクトが追加されたり、最近利用したアプリ画面が見やすくなったりと、UI面でも一部変更される。

 一方、バージョンアップにともない、Xperia同士をかざして接続するワンタッチ設定や、外部機器接続時の5.1chオーディオ再生機能に非対応となる。

 LTE/3Gでの更新は、ドコモでspモード契約のあるSIMカードを挿した状態で実施可能で、通信料は無料。所要時間は、端末単体では約108分。パソコン利用の場合は約43分。更新後のビルド番号は「32.1.E.1.54」。

Wi-Fi版「Xperia Z3 Tablet Compact」もバージョンアップ

 11日には、ソニーが提供するWi-Fi版タブレット「Xperia Z3 Tablet Compact」(SGP611/SGP612)に、Android 6.0 Marshmallowへバージョンアップするソフトウェア更新の提供が開始された。

「Xperia Z3 Tablet Compact」

 バージョンアップにより、カメラ機能ではプレミアムおまかせオートやマニュアル撮影モードのほか、撮影機能をダウンロードして利用できるようになる。また、省電力機能が従来の「STAMINAモード」からAndroid標準のものに変更される。このほか、クイック設定でサイレントマナーを選べるようになるなど、一部の仕様面で更新される。

 更新は端末単体か、パソコンで「PCコンパニオン」を経由して行う。更新後のビルド番号は「23.5.A.0.570」。

 なお、ソニーが販売しているWi-Fi版の「Xperia Z4 Tablet」(SGP712JP)には、3月24日付でAndroid 6.0のOSバージョンアップサービスが提供されている。

石井 徹