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Siriで点ける電球、LED搭載のスマートジュエリー~ソフトバンクの「+Style」に新製品

 ソフトバンクは、アイデアや試作中の製品を支援する「+Style(プラススタイル)」の新製品として10製品を追加する。5月27日から6月下旬にかけて徐々にサイト上で紹介される。ものによってはアイデアを披露してユーザーからの意見を募る段階もあれば、クラウドファンディングを実施して購入できるものもある。27日には、東京・二子玉川にある蔦屋家電の一画で報道関係者向け説明会が開催された。

 23日から販売されているAndroidスマートフォン「Robin」については、Nextbit社CEOのトム・モス氏へのインタビュー記事を別途お届けする予定だ。

光るアクセサリー

 Luminous craft(ルミナス・クラフト)は、ハタプロが製造・販売を手がける製品。カラーLEDやBluetooth、加速度センサーを搭載し“スマートジュエリー”として、ユーザーが身に着けるアイテムとしての利用が想定されている。直径27.05mm、厚み12.60mmのケースに、LEDや回路が詰め込まれており、スマートフォンとはBluetoothでペアリングする。スマートフォンに届くさまざまな通知を光って知らせたり、スマートフォンと一定距離、離れれば通知して置き忘れなどを防止したりできる。スマートフォンで楽曲を再生すれば、曲のBPMにあわせてさまざまな色やパターンで光る。

Luminous craft
カラーLEDやBluetooth、加速度センサーを搭載
加速度センサーで動きを検知、振ると色が変わる

 たとえばカバンにアクセサリーとして付けておけば、カバンにしまっていたスマートフォンへの着信がすぐわかる。加速度センサーを活かして、ぬいぐるみに組み込めば、触れるだけでぬいぐるみの声をスマートフォンから再生するなど、新しい体験を実現できる。ハンドメイドなアクセサリーでの利用や、服のボタンとしての利用などが想定されている。6月下旬に「+Style」に掲載され、クラウドファンディングでの販売が開始される。

アプリで調色・調光できる
概要
スマホで音楽を再生、それにあわせて光らせる
ぬいぐるみに組み込むといった使い方も

お肌の状態をチェック

 ドーナッツのような形をしたデバイス「WAY」(ウェイ)は、各種センサーを用いて、肌の様子をチェックできる。肌の水分量と油分を測定できるほか、紫外線、温度、湿度をリアルタイムで計測でき、周辺の環境を把握しながらスマートフォンアプリを通じてスキンケア関連の情報を提供する。6月下旬に発売される予定。

WAY
光る
背面
手の平にすっぽりおさまる

Siriに「灯りをつけて」で点灯する電球

Nanoleaf

 「Nanoleaf(ナノリーフ)」は、最大800ルーメンの明るさにでき、音声で電源のON/OFFや明るさの調整ができる電球。機器間通信でZigbeeを採用。アップルのHomekitに対応しており、コントロールハブ経由で音声での操作を実現した。6月下旬に発売される予定。

仕組み
パッケージ

512個のLEDを仕込んだランプ

 Tittleは、透明な立方体のボディのなかに512個のLEDを内蔵したランプ。光り方をスマートフォンからコントロールでき、時刻、天気予報、絵文字などを表示できる。また周囲の音にあわせて光り方を変化でき、音楽をかけて光とともに楽しむ、といった使い方ができる。

IFTTT対応、スマホをクリック操作できるリモコン

 「Qmote S(キューモートエス)」は、既にクラウドファンディングが始まっているスマートリモコン。通常価格は4590円(税込)で、もっとも安いプランは既に売り切れ。それに続くプランは2500円で限定100人となる。ボタン電池で1年間、連続駆動する。

 専用のスマートフォンアプリを使うことで、たとえばクリック1回で音楽再生、2回クリックでカメラ起動など、操作ごとに異なるアクションを指定できる。WebサービスのIFTTT(イフト)にも対応しており、1回クリックした場合と2回クリックした場合で、IFTTT対応のチャットアプリへ異なるメッセージを送る、といった使い方ができる。

クリックして操作
クリックパターンは複数用意される

睡眠チェック、血糖値レベルの測定

 E3社が提供するアイテムは「睡眠モニター(仮称)」「ImpactMonitor(インパクトモニター」「KETTO(ケットー)」の3つ。

 睡眠モニターは睡眠時、胸に貼り付けておけば呼吸状態を把握できるというセンサーデバイス。皮膚には接着テープを使って貼り付ける。胸郭の動きを検知して無呼吸状態がないかチェックできる。6月中旬にクラウドファンディングの募集が開始される。

睡眠モニター

 「ImpactMonitor」は、ヘルメットなどにつけておき、強い衝撃があれば記録するセンサーデバイス。スポーツや、バイクなどに乗っているときの記録用として使うほか、衝撃を検知したときには救急へ電話する、といった使い方もできる。5月27日からクラウドファンディングの募集がスタートした。

ImpactMonitor
スポーツ時、バイク乗車時などの利用を想定

 「KETTO」は、皮膚を傷つけることなく、指を挿入するだけで血糖値などを測定できるという。今回はプランニング、つまりアイデアを提示する段階としており、ユーザーからの意見を募集し、販売までは行われない。担当者によると既に動作する試作品は完成しているという。

KETTO

関口 聖