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ドコモの「spモード」を試す

Xperiaでiモードメールを利用


 既報の通り、NTTドコモは9月1日より「spモード」の提供を開始した。スマートフォンでiモードのメールアドレスが送受信できるサービスが中心になっており、ドコモのスマートフォンへの取り組みがソフトウェア、サービス面でも本格化していることを印象付ける内容だ。そこで、Xperiaでspモードを契約し、iモードメールなど基本的なサービスを使ってみた。

準備〜契約までの流れ

 すでにスマートフォンとしてXperiaを使用している筆者は、ほかのユーザー同様、mopera Uを契約しネットに接続している。また、使用している回線はスマートフォンのために新規に用意したもので、「iモード」は契約していない状態だ。ドコモの電話番号と、GoogleのGmailを主に利用している。

 まず、既存のXperiaユーザーにおいては、8月30日より提供されている最新のアップデートを適用するところから始める。ビルド番号が「R1EA029」以上、というのがspモード利用の条件だ。アップデート終了時に「初期化」を選択しなかった場合、APN設定でspモードの接続先を手動で追加しておく。この時点ではspモードを未契約なので、設定を追加するのみだ。

 次に、電話によるサポートセンターかドコモショップの店頭で、spモードを申し込む。筆者の場合はドコモショップを訪れたが、手続きが始まると15分もせずに契約が完了した。無料のオプションサービス「メールウイルスチェック」も契約した。また、個人的にはmopera Uを継続する理由が無かったため、mopera Uは解約した。mopera Uで公衆無線LANサービスなどを利用している場合は、継続することになるだろう。なお、spモードは初回の契約のみ、契約月+5カ月間、月額315円の利用料が無料になるキャンペーンを実施している。

 iモードのメールアドレスをspモードに引き継ぎたい場合は、iモードの解約とspモードの契約を同時に申し込む必要がある。この場合はiモードパスワードも引き継がれる。spモードからiモードにメールアドレスを引き継ぐ場合も同様に、spモードの解約とiモードの契約を同時に申し込む。

 spモードの契約が終わったら、APN設定で追加したspモードを選択すれば、すぐに利用を開始できる。ちなみにスマートフォンを新規や機種変更で購入する場合は、同時にspモードを申し込むことが可能だ。店頭では、spモードの詳細が解説された「ご利用ガイドブック spモード スマートフォン編」と、spモードに対応したXperiaの「スタートアップガイド」をもらった。スタートアップガイドは機種ごとに用意されているようだ。これらはドコモのWebサイトでPDFファイルとしてダウンロードすることもできる。

 スマートフォンからアクセスできるドコモのサポートページでは、「spモード各種設定」というページが用意されている。筆者のようにiモードのメールアドレスを新規に取得する場合は、ここで任意のメールアドレスに変更できる。すでにiモードを契約しているユーザーは、iモードを解約する手続きを同時に行うことで、同じメールアドレスをspモードに引き継げる。

 spモードで接続できるようになり、iモードのメールアドレスを取得したら、Androidマーケットで「spモードメール」アプリをダウンロードする。インストールが完了すれば、同アプリでiモードのメールアドレスが送受信できるようになる。


デコメールにも対応する「spモードメール」アプリ

 「spモードメール」アプリの内容はすでにニュース記事でも触れられているが、プッシュ配信にも対応し、iモードのメールを自然な形で利用することが可能。アプリには4種類のテーマが搭載されているほか、未読メール数が分かるウィジェットも用意されている。

 メール作成時には、宛先の選択で「電話帳参照」「メール送受信履歴」「直接入力」と、iモード端末では馴染みのある3つが用意されている。送られてきたデコメールを受信して表示したり、装飾機能やテンプレートを利用してデコメールを送信したりできる。受け取ったデコメールのテンプレートを、テンプレートとして端末に保存できないようだが、返信や転送は可能だ。デコメ絵文字や個別の装飾パーツについては添付ファイルを保存する要領で保存でき、デコメ素材として利用できる。なお、デコメアニメについては、受信するものの正しく表示されない

 iモードメールと比較して、メール全体で約10MBまで送信できるなど容量の大きなメールに対応しているが、宛先の受信可能サイズを超えないように注意したい。

テーマは4種類が用意されている
プッシュ配信でメールを受信した様子 未読件数が分かるウィジェット 受信メール一覧
デコメールのテンプレートを使ったメールを受信したところ メール本文編集画面。下部に装飾、デコメといったボタン 装飾モードの画面 テンプレート選択画面。下部の一覧からスライドして選択
デコメ絵文字にも対応 デコメ絵文字の選択画面 下部のスライダーで拡大・縮小が可能 ジャンル別にデコメ絵文字を選択できる
メール設定の受信設定画面 メール設定の表示設定画面

 

 留意事項としては、spモードのメールの送受信が行えるのはFOMAのネットワークに接続している場合のみという点。無線LAN接続時にspモードのメールの送受信は行えない。ただし、無線LAN環境下でも、spモードセンターにメールが届くと、通知がプッシュ配信される。無線LANからFOMAに接続を切り替えて「メール問合せ」を選べば、メールを受信できる。

 なお、「ファミリー割引」を利用している場合、spモードのメールの送受信はグループ内メール無料の対象外となる。グループ内のiモード端末と送受信した場合については、iモード端末側は無料。「メール使いホーダイ」の場合は、spモードのメールの送受信は無料。

spモードメールとiモードメールの比較(NTTドコモ ご利用ガイドブックより)

 

コンテンツ決済サービス、充実はこれから

 spモードではまた、コンテンツ決済サービスも提供されている。対応するコンテンツの料金を、ドコモからの請求に合算して支払えるというもので、9月1日時点で、きせかえサービスの「きせかえスマートストア」が登場している。Androidマーケットでは有料アプリの購入にクレジットカードと「Google チェックアウト」への登録が必要だったが、spモードのコンテンツ決済サービスではこれらが不要。利用可能額は、1カ月間で1万円が上限となっている。今後の対応コンテンツの拡充に期待したい。

spモードのコンテンツ決済サービスに対応したカタリスト・モバイルの「きせかえスマートストア」 「きせかえスマートストア」では基本の利用は無料 コンテンツのダウンロードは有料のものが用意されている

 



(太田 亮三)

2010/9/1 18:32