Mobile Hi-Vision CAM Wooo 湯野 康隆編

 今年もいろんな端末が登場したが、ごくごくプライベートな理由で2009年のナンバーワンは「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」とさせていただいた。

 なぜMobile Hi-Vision CAM Woooなのかというと、本当に個人的な話題で恐縮だが、今月2歳になった息子の存在である。0歳のときは大して動き回らなかったので静止画で十分だったのだが、1歳ともなると目が離せないほどよく動き回る。もう少し言うことを聞くようになると、ちゃんとポーズを決めるようになるのかもしれないが、まだしばらくは無理だろう。こうなると静止画はブレまくりで、かなり根気よく何度も撮影しないとまともな写真が残せない。

 おまけによくしゃべる我が子。そんな姿は静止画よりも動画向きなので、ハイビジョン動画の撮影に対応したMobile Hi-Vision CAM Woooが手放せないのだ。

 最初のうちは、「動画なんてそんなに撮影しないんじゃない?」とも思っていたが、今にして思えば、これはケータイにカメラが付いたときに、「そんなにカメラなんて使うの?」と考えていたのに近い感覚。結局、静止画の場合と同じで、撮影できる環境が手元にあると、ついビデオカメラを起動してしまう。

 ただ、少し残念だったのは、動画の記録フォーマットが3g2形式であるというところ。再生するだけならHDMIケーブルをテレビにつなげば簡単に行えるのだが、問題はその先で、撮りまくった巨大な動画ファイルをどう残すかが目下のところ課題となっている。

 そう思って久しぶりにいろいろと試していて最近気付いたのだが、以前は15秒までしか3g2形式の動画をアップロードできなかったYouTubeに、いつの間にかMobile Hi-Vision CAM Woooで撮影した数分の3g2動画をアップロードできるようになっていた。時間がかかり面倒なデータ形式の変換の手間が省けるし、実家の両親との動画の共有も簡単に行えるので、非常にうれしい。

 そんな発見もあって、2009年のベストケータイはMobile Hi-Vision CAM Woooなのだ。

 


2009/12/25/ 11:54