2003年の第1位となったのは「au、“携帯版ブロードバンド”CDMA 1X WINを開始」というトピックだった。昨年も「auがCDMA2000 1xのサービス開始、3Gへの移行進む」というトピックが1位になっているが、このところのauの快進撃を象徴する結果となっている。
　CDMA 1X WINは、CDMA2000 1xEV-DO方式による下り最大2.4Mbpsの高速データ通信が可能な携帯電話サービスで、端末単体でのインターネットサービスを月額4,200円で利用できるパケット割引プラン「EZフラット」も話題となった。

　2位と3位は僅差だが、「auのCDMA2000 1xが1,000万人突破、3Gで一歩リード」というトピックが2位となった。改めて最近のauの動向への注目度の高さを感じさせる。
　一方、NTTドコモも12月18日に新型FOMA「900i」シリーズを発表。2003年の夏頃よりFOMAへの移行が急速に進んでおり、2004年は「3G（第3世代携帯電話）での競争」が激化するものと見られる。

　2003年はカメラまわりの機能の進化が一段と進んだ年だった。100万画素、200万画素と画素数が大きくなると同時に、メモリカードスロットの装備やオートフォーカスへの対応など、CCD/CMOSセンサー以外の部分も大きく進化した。
　“携帯電話のカメラ化”が進む中、端末の形状にも大きな変化が見られ、「横撮りスタイル」や「ムービースタイル」なども登場。動画の撮影・再生機能を搭載するモデルも増えてきており、2004年はカメラのさらなる進化とともに、AV機能の集約も進みそうだ。