2004年の第1位となったのは「auがWIN端末を本格展開、対応サービスも拡充」というトピック。昨年の1位が「au、“携帯版ブロードバンド”CDMA 1X WINを開始」であり、また一昨年もauのトピックであることから、ここ数年のauの勢いを裏付ける格好となっている。
　2004年は、夏に3モデル、冬に4モデルのWIN端末が発売された。また、他社に先駆けて導入されたパケット定額制「EZフラット」が変動定額制の「ダブル定額」に変更されたり、1曲まるごと配信する「着うたフル」が登場するなど、WIN端末向けのサービス面でも拡充が行なわれた。

　2004年のサービス面において、各社が相次いで導入に踏み切ったのがパケット通信料の定額制サービス。これまでの携帯電話の利用形態を大きく変える定額制サービスに、ユーザーの期待が高まっている結果と言えるだろう。
　ドコモは「パケ・ホーダイ」を6月より開始し、ボーダフォンは11月より「パケットフリー」を導入した。また、KDDIは8月より変動定額制「ダブル定額」を導入して対抗するなど、各社がパケット定額サービスで競争を繰り広げた。

　1位～3位までは僅差の得票数となっているが、端末の機能面で最も注目を集めたのが「フルブラウザ機能対応端末が登場」というトピックになるだろう。携帯向けサイトではなくパソコン向けサイトを携帯電話から閲覧できる機能は、パソコンでインターネットを日常的に利用しているユーザーには注目の機能だ。
　昨年はカメラの画素数などのトピックが3位であったことから、端末における注目機能がカメラ以外に移ってきている点も興味深い。