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和音着メロはもはや必需品!?
西川和美 西川和美
女優の卵とライターの2足のわらじを履くがんばり屋さん。キャラクターはご本人いわく「お笑い系」とか。マニアではないけど、ケータイやメール端末歴は長いリアルユーザーだ。

■ はじめに

 こんにちは、西川和美といいます。今回、着メロレビューの集中連載を担当することになりました。連載というからにはケータイに詳しいのかといえば、申し訳ないくらい一般人レベル。ケータイを買ってもマニュアルをほとんど見ない私が何を書くやら、こんな私の連載ですが、どうぞお付きあいください。

 さてさて思えば6年前、「ポケベル」から私のデジタル生活は始まり、ポケベル→ケータイ(当時は黒くて重たかった)→会社のメール→ポケットボード→iMac&iモードと、ちゃっかり時代の流れに流されて、もうメールなしでは生きられない毎日。

 よく人は当時の流行曲を聴いて、その頃の思い出に浸るというけれど、私の場合、当時のモバイルツールをで思い出に浸れたりする。ポケベルで「0843(おやすみ)」なんて送りあっていたあの頃はうぶだった(笑)。

 そんな時代も過ぎ去って、今やすごい勢いで着メロブーム。(ブームという言い方も古い?)もしかするとこれからは、着メロの音を聞けばその頃の思い出にひたる時代になるのかしら?



■ まさか自分が着メロに挑戦するとは……

 さて今回のテーマは「着メロ」。
 連載早々言うのも何なのだけれど、正直、私は着メロというものがきらいなのである。いや、きらいだったと言った方がいい。着メロに偏見を持っていた。

 なんで着メロで自己表現せなあかんねんって、思わず心の中でつっこんでいた。普通の着信音でいいじゃないの。しかも着メロにしてる人に限って、電車の中で大きな音でメロディを鳴らすのだ(ますます偏見)。マナーモードにしとけばいいのに、そんなに人の注目を浴びたいかーと思ってしまう。しかも、そういう人に限ってメロディの最後の音、半音低かったりする。座ってたイスからこけそうになって、電車の中から家に帰るまで、その半音ずれたメロディが気になって気になってしょうがなくなるのだ。しまいには、お風呂の中でメロディを口ずさんでみたりして。あー、もういやっ。

NTTドコモ N502i
実売1万6800円程度(新規購入)。ヤマハの4和音FM音源を搭載。iモード有料着メロサービスはどれもN502iに対応していて曲も豊富だし、音はやっぱりコレがいちばん

 しかし、時代は流れ、誰もがケータイを持つようになった今日この頃。電車を待っているホームで、ケータイの着信音が鳴ると、一斉にみんながカバンの中をごそごそと探し出す。数年前には絶対なかったこの光景。いや~、これ、結構恥ずかしいです。ゴソゴソ探してて、自分のケータイが鳴ってるんじゃないってことに気付いた瞬間、探していた手のやり場に困ってしまう。みんなどうしてるんだろう。誰も私のことなんて見てないと思いつつも、カバンの中の手をどうしようってドキドキして、わざとらしく髪をかきあげてみたりして……。なんか、いつも気まずい気持ちになる。

 こんなことがあるたびに、「私も自分専用の着メロにしようかなあ」と考えるようになった。もう「遊び」よりも必需品に近いものを感じる。最近は着メロを聞いても「ああ、この人は私のように気まずい思いをしたくないんだな」と共感すら覚えるようになってきた。そんなときに登場したのが、ドコモ502iシリーズ。和音になってて、もうビックリ! 画期的とはこのことを言うんですね。音がやわらかいのなんのって。たとえて言うなら、朝寝ている時に、けたたましく鳴り響く目覚まし時計の音が今までの501iシリーズ。隣りできれいなお姉ちゃんが「お・き・て」って耳元でささやいてくれるのが502iシリーズ。それくらいの違いがある。

 この音が電車の中で鳴ったりしたら、「あーん、電話とらないで。もう少し聞かせて~」と思ってしまうかもしれない。そんな音を鳴らす人なら、きっと優しくていい人に違いないと思い「さっきのメロディ、なんていう曲なんですか?」とか言って声をかけてしまったりして……。恋の予感さえ感じさせる着信メロディである。

 ともかく、素敵な恋を逃さないためにも着信メロディコンテンツはやっぱり必見。とにかく全部使ってみることにしよう。素敵な恋をつかみたい人は必読よ~。


■ ちょっとマジメな前振り

iモードの有料和音着メロサービスを、明日から1サイトずつ、ワタクシ西川和美がご案内します。見てくださいね

 さて、マジメな前振りも少し。2000年4月14日現在 、iモードの着メロダウンロードサービスは10サイトある(TSUTAYAのminiメロを含む)。料金は月額100円~300円で、3曲で100円か、10曲300円というのが相場のよう。つまり1曲30円くらいですね。お値段的には、サービスによる差はほとんどない。

 値段に差はないとすると、選ぶのにも迷ってしまいますよね。だって、マイメニュー登録して使ってみないと、どこのサイトが自分に向いているのかよくわからないし。あと、マイメニュー登録しても、着メロの試聴はできない。有料着メロは、ダウンロード=有料なのだ。この点も全部のサービスが同じ。全部登録して試していたら利用料だけで数千円になるし、そこから着メロを落としまくっていたら、パケット通信料だって数千円じゃきかないかも。

 そんなわけで、明日からこの連載で、和音着メロダウンロードサービスについて、それぞれのサイトを実際に使ってみてレビューさせていただきます。ただし、着メロのアレンジの良し悪しは、同じサイトでも曲によって違うので、これは評価できません。ごめんなさい。おもに検索などの使い勝手や、メニューの紹介、そのサイトの特徴などに重点をおいてレビューしたいと思います。また、極力最新の情報でレビューするようにがんばりますが、サービスのメニューはひんぱんに変わるので、ちょっと後で見ていただいた場合、サービス内容が変わっていることがあるかもしれません。あらかじめご了承ください。

 というわけで、明日はカラオケの第一興商が運営する着メロサイト「メロDAM」についてお送りします。ご期待くださいね!

(西川和美)
2000/04/18


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