ケータイ Watch
ケータイ新製品SHOW CASE
J-フォン J-K31(クラシックシルバー)
10月上旬発売(東日本)

■ 写真で見るJ-K31

正面 側面 背面

正面 側面 背面

J-K04と同じ折りたたみデザイン ボタンの表記は「留守」などわかりやすい日本語表記

待受画面と時計表示。電波状態は6段階表示 「ペア」に指定した人への電話発信、メール送信は「ペア」ボタンで行なえる メニューはシンプルなリスト式。待受状態と同じボタンがショートカットに割り当てられている

日本語入力は連文節変換に対応。ただし、一度に入力できるのはヒラガナ6字までなので、複数文節を入力する機会はあまりない 予測変換機能があり、予測候補がある文字列を入力するとカーソルが赤くなる。ここで下カーソルを押せば普通に変換するが、上カーソルを押すと予測候補が表示される 「だい」と入力後「さ」行を入力すると挙げられた予測候補。メールに良く使う単語はあらかじめ登録されているが、「大臣」は以前入力したことがあったため、それを学習し表示している



■ 仕様で見るJ-K31

 ケンウッド製の「シンプルフォン」端末。Javaやステーション、ロングメールなどJ-スカイウェブ関連機能が省かれ、利用できるサービスは音声通話とスカイメールなどに限定されている。
 J-K04と同じく折りたたみデザインが採用されている。受話音声を聞こえやすくする「イヤサポート」や、設定した1人の相手にメールや電話の発信が簡単にできるペア機能などの補助機能を搭載。漢字の予測変換にも対応している。

【おもな仕様】
サイズ
(幅×高×厚)
95×48×24mm
重量94g
連続通話時間約115分
連続待受時間約450時間
充電時間約100分
液晶256色カラー(96×113ドット)
表示文字数全角8字×7行(56文字)、全角6字×6行(36文字)
メモリダイヤル500件
リダイヤル・着信履歴各20件
データ通信速度9.6kbps(回線交換)
ボディカラークラシックシルバー

【インターネットメール】
サービス名 スカイメールのEメール
メール受信機能 全角192文字まで。月額150円で従量課金は発生しない。
メール送信機能 全角64文字まで。1通3円で月額オプション料金は不要。
メール保存件数受信メール:2000件
送信メール:320件

【着信メロディ】
和音数16和音
着信音 着信メロディ
・登録済みメロディ:20曲
・登録済みパターン:10種類
・ダウンロードメロディ(スカイメロディ):10曲
登録メロディ
曲名
ブランコ
花の絵
Komachi
ケチャップ
TYO
RestForest
Lucky Star
宇宙防衛軍
炎の旋律
風の戦士
股旅三姉妹
ミナモ
さんぽ
かいもの
おひるね
アブラハムの子
四季-春-
カノン
交響曲25番
G線上のアリア
和音着メロ
ダウンロード
「*1790」のスカイメロディ(スーパーハーモニー対応)
カラオケコンテンツ
ダウンロード
非対応


■ スタッフが見たJ-K31

コメント
工藤  ボタンが大きくて見やすい。また、中高年が使いにくい留守番電話機能なども、留守番機能付きのふつうの電話機と同様に「留守番」と書いてあるボタンを押すだけ。よく使う発信履歴、着信履歴は上下のボタンに、「TEL」キーは電話番号検索に割り当てられているなど、非常にわかりやすいと思う。また、家族のメールアドレスや電話番号をペアメニューに登録しておけば、一発で呼び出せるなど、使いやすさに配慮されている。ただ、電話番号検索は、うちの実家の親なんかが使っているのを見ると、検索機能を使うほど登録しているわけでもないし(30件くらい)、読みのあいうえお順とかでずらっとリストがはじめから出た方がわかりやすいと思う。
 31シリーズは3機種ありますが、まず電話としてちゃんと使いたい、という用途の場合、基本機能がわかりやすいこのケンウッド製がわたくし的にはイチオシです。
湯野  画面はカラーで着信メロディも16和音対応なのだが、触った感じは一昔前のケータイのよう。J-スカイに対応していないため、カラー画面といっても待受画面をダウンロードして楽しむような使い方はできないし、着信メロディのダウンロードもスカイメロディのみの対応なので、端末のカスタマイズという面では今ひとつ華やかさに欠けるところがある。それでも、日本語入力のときの連文節変換や予測変換といった機能にみられるように、一つ一つの機能には磨きがかけられているという感じはする。
 ちなみに、着メロの自作では、入力できるメロディラインが1本だが、ロック風や民謡風にコーラスをつけてアレンジする機能がある。入力自体も五線譜形式で分かりやすい。
白根  J-K04の流れを汲んだ「シンプルフォン」。対応サービスが少ないため、メニュー構造はかなりシンプルになっている。ただし、J-K04ではアイコン表示のメニューだったが、J-K31ではリスト表示のメニューになっている。アイコン表示の方が分かりやすかったと思うのだが、どうなのだろう。
 さりげなく漢字の予測変換機能も搭載している。ただ、POBoxのように文字を入力するたびに候補が表示されるインクリメント方式ではなく、候補が出るときになって初めて予測変換が可能になり、そこでワンアクションが必要となる方式なので、ちょっと面倒。また、あらかじめ登録されている単語もそれほど豊富ではないので、POBoxが入力の主体になっているのに対し、J-K31の予測変換機能は入力の補助にしかならないだろう。まぁ、それでも文字入力が面倒な携帯電話では相当便利なのだが。
 ペア機能などは特定の相手にかける人には便利な機能だ。小学生低学年でもそれなりに使いこなせるだろう。個人的には「シンプルフォン」シリーズの中ではJ-DN31がいちばんのお気に入りなのだが、用途によってはJ-K31も候補からはずすべき端末ではないだろう。

■URL
・ニュースリリース(J-フォン東日本)
http://www.j-phone-east.com/company/n/2001/010903.htm
・関連記事:J-フォン、機能を絞り込んだ「J-K31」「J-D31」「J-DN31」
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,,5874,00.html

2001/09/27


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