■ 写真で見るN2002
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ボタン配置。N2001とまったく同じ
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FOMAカード挿入部。N2001と同じく、電池の下にあるが、ロックの爪が長くなってはずしやすくなっている
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背面ボタンはN2001と違う形状だが、同じ機能を持ち、やはり点灯する
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カーソル周辺部は光る
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N2001（左）とN2002（右）は背面部のデザインが微妙に異なる
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ディスプレイ部の厚みもN2001（左）よりN2002（右）は厚くなっている
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N2001（左）とN2002（右）を真横から比較 |
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暗い場所でN2001（左）とN2002（右）の画面比較。暗い場所に露出をあわせているので、N2002の画面はオーバー気味
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500Wのタングステンライトを照射してのN2001（右）とN2002（左）の画面比較。自発光の有機ELを搭載するN2001は明るい場所で見にくい
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待受画面のカレンダー表示
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メールを着信すると、メール受信箱へのショートカットが待受画面に現れる
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第１階層メニューはアイコン式
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アイコンメニューにはヘルプ表示もある
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アイコンメニュー時にさらにメニューボタンを押すと、カスタマイズできる「オリジナルメニュー」と切り替えられる
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メニュー第３階層はリスト式と写真のような設定内容を確認できる詳細表示のどちらかを利用できる
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標準時の10字×10行
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縮小時の15字×14行
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日本語入力は連文節のインライン変換
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iモーション対応機で見たiモードのメニューリスト。一番上にiモーションが追加される
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iモーションのリスト。ジャンルごとにわかられているが、今のところ１つのページに全サイトが集められている
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iモーション再生中
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■ 仕様で見る「FOMA N2002」
ドコモの第３世代携帯電話サービス「FOMA」のNEC製端末。FOMAは第３世代の携帯電話「IMT-2000」の１つ「W-CDMA」という方式を採用したサービスで、高速なデータ通信と高品位な音声通話が特徴。
N2002は、N2001の機能を受け継ぎつつ、新たにマルチメディア配信サービス「iモーション」に対応した。iモーションは、iモードサイト中で動画などのマルチメディアファイルをダウンロードし、端末上で再生できるというもの。音付きの動画、音付きの静止画、音のみなどのファイルが扱える。１つのファイルは100KBまでで、動画はMPEG4、音声はAMRのフォーマットを使用する。
なお、iモーションで使用される動画の画質は、コンテンツプロバイダがケースバイケースでビットレートや解像度を設定するので、特に固定はされない。また、音声はステレオにも対応するが、N2002にはステレオ出力機能は用意されていない。通信には最大384kbpsのパケット通信を使うため、100KBのコンテンツをダウンロードする場合、料金パックによって16～169円がかかる。
N2001では有機ELだったディスプレイ部が、N2002ではTFD液晶になった。TFDはバックライトを必要とするため（有機ELでは不要）、N2001よりもN2002のディスプレイ部のほうが多少厚くなっている。その代わり、TFD液晶のN2002のほうが、明るい場所での視認性は高い。
別売のデータカードやケーブルでパソコンと接続し、ネットにつなぐこともできる。iモードをしながら電話帳を見るなどの「マルチタスク」機能と、iモードと回線交換接続を同時に行なう「マルチアクセス」に対応。
【おもな仕様】
| サイズ（高×幅×厚） | 103×52×22mm |
| 重量 | 107g |
| 連続通話時間 | 約90分 |
| 連続待受時間 | 約55時間 |
| 充電時間 | 約110分 |
| ディスプレイ | 120×130ドット 65536色カラーTFD液晶（ガイド行を除く） |
| 表示文字数 | 全角15字×14行（210文字）
全角10字×10行（100文字） |
| メモリダイヤル | 本体内：700件、FOMAカード：50件 |
| リダイヤル・着信履歴 | 各40件 |
| データ通信速度 | 下り最大384kbps（パケット）、64kbps（回線交換） |
| ボディカラー | シルバー、フォレストブルー
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【iモーション】
| iモーション件数 |
・ダウンロード：50件まで
・登録済み：なし
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【iアプリ】
| iアプリ件数 |
・ダウンロード：30件まで
・登録済み：なし
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【インターネットメール】
| サービス名 | iモードメール |
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利用料金
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パケット通信料金に依存。パケット通信料金は、オプションのパックプランの有無や種類によって異なり、0.02～0.2円となっている。
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| 本文受信可能文字数 | 全角5000文字まで。10個もしくは10KBまでの画像・メロディを添付可能。 |
| 本文送信可能文字数 | 全角5000文字まで。10個もしくは10KBまでの画像・メロディを添付可能。 |
| メール保存件数 | 送信：最大100件
受信：最大500件 |
【着信メロディ】
| 和音数 | 16和音 |
| 着信音 |
・登録メロディ：10曲
・ダウンロード/自作メロディ：60曲まで
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登録メロディ
曲名 |
ルパン三世
ラ・バンバ
Ｇ線上のアリア
TRUTH
ミッションインポッシブル２
Summer
ハンガリア舞曲
夜想曲
アイネクライネ・ナハトムジーク
威風堂々
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和音着メロ
ダウンロード | 可能（iメロディ対応） |
■ スタッフが見たN2002
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| 湯野 |
外見的にはほとんど「N2001」と同じなのだが、ディスプレイが有機ELからTFD液晶に変更されたので、その分だけやや厚みが増している。とはいうものの、それもほとんど気にならない程度。それよりも、ユーザーの間では「屋内では普通に見えるが、外に出ると画面が見づらい」という声が多かったN2001。今回のN2002では実績のあるTFD液晶が採用されているため、屋外での使用も問題ない。
そしてiモーション。利用のしかたは、画像や着メロをダウンロードするような感じ。だいたいは十数秒の短いビデオクリップなので、そんなに「すげぇ～」という感動はない。しかし、画像や着メロと同じ感覚で100KBのデータをダウンロードできてしまうだけに、調子こいて使ってるとパケット代が大変なことに……。
ちなみに、ボディカラーはシルバーとフォレストブルーの２色。今回のSHOW CASEはシルバーのモデルだが、個人的にはちょっと珍しいフォレストブルーがオススメ。
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| 白根 |
N2002の最大のウリである「iモーション」。たとえば東芝EMIのiモードサイト上にある矢井田瞳のサンプルの場合、ムービーが100KBで11秒、楽曲が52KBで31秒などとなっている。この場合、動画と音声が73kbps、音声が13kbpsということだ。動画の解像度は128×96ドット。
動画のほうの画質は「雰囲気がわかるかも」というレベルだが、たとえば例にあげたプロモーションムービーの場合、ちゃんとヤイコが歌っている雰囲気が伝わるし、音声のほうはオンボロAMラジオレベルだが、こちらもヤイコだとわかる。これまでのiモードはテキストと静止画だけだったが、そこに動画＋音声が加わったのは、たいした進歩と言える。「百聞は一見にしかず」ではないが、いくら文章で説明されても、動画＋音声の表現力には及ぶわけがない。
最大の問題は料金だ。iアプリで10KBギリギリが一般的になったように、動画は100KBギリギリのファイルばかりとなるだろう。そうなるとダウンロードにはそれなりのお金がかかる。最も高いパケットパック80を契約しているユーザーなら、100KBでも16円でダウンロードできるが、パケットパックを契約していないユーザーは、１本あたり168円かかってしまう。ジュース１本と30円の「BIGかつ」（菓道）が、画質の荒いたった十数秒のムービーで消えてしまうのだ（比較にならないが）。
端末自体は、N2001と同じだ。メニュー構造も、基本デザインも、通話時間も変更はない。ディスプレイが最新の有機ELからTFD液晶に変更されたが、このTFD液晶が比類なき明るさを持っている。なお、液晶解像度は公表されていないが、テストパターンをメールに添付してN2002で表示したところ、幅130ドット程度はあると推測できた（幅120ドットの画像を送ると、２ドット省略されるのだが、左右あわせて10ドット以上の余白がある）。わたしは、アスペクト比などを考慮し、D503iSなどと同じ132×162ドットTFD液晶だと推測する。
端末自体の使い心地は非常によく、さまざまな機能に対応している。「FOMAを使いたいけど、テレビ電話する相手がいない」「何が何でもiモーションを使ってみたい」という人にはオススメだが、FOMAのエリア範囲と電池の持ちを考えると、万人にはちょっとオススメできないかもしれない。
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■URL
・FOMAの紹介ページ
http://foma.nttdocomo.co.jp/
・ニュースリリース（FOMA試験サービスについて）
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew1114b.html
・関連記事：ドコモ、iモーション対応の折りたたみ型FOMA端末「N2002」
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,,6665,00.html
・関連記事：週刊モバイルCatchUp「有機ELディスプレイを搭載したFOMA端末『N2001』」
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/mobile_catchup/0,,6416,00.html
・関連記事：ケータイ新製品SHOWCASE「FOMA N2001」
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/showcase_top/0,,6203,00.html
2001/11/22
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