■ 写真で見るN211i
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ディープマリン(左)とシルバースノー(右)
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背面のイルミネーション・ウィンドウ
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ボタン配置はN210iとほど同等
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側面にはスクロールボタン
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ヒンジ部にストラップ穴、イルミネーションLED、アンテナが集中
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底面のデータ端子コネクタ
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ディズニーキャラクターの待受画面を内蔵
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待受画面のカレンダー表示も可能
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待受画面にはメールやiモードサイトのショートカットを張れる
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メインメニューはアイコン式。N503iシリーズとほぼ同じ
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第2階層のメニューもアイコン式
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メニューの各項目のヘルプを表示させることも可能
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メニュー第3階層はこの「詳細表示」と「一覧表示」を切り替えられる
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メニュー第3階層の「一覧表示」はいわゆるリスト式メニュー
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待受画面からメニューボタン2回押しでカスタマイズできるオリジナルメニューを呼び出せる
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受信メールの縮小表示(15字×14行)
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受信メールの標準表示(10字×10行)
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受信メールの拡大表示(7字×7行)
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例文。「フォント1」の標準表示
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受信メールはフォルダ自動振分が可能
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日本語変換は口語の連文節変換に対応
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フォント2の標準表示
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フォント3の標準表示
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フォント4の標準表示
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■ 仕様で見るN211i
NEC製のiモード端末。211シリーズは、「デジタル」の800MHz帯と「シティフォン」の1.5GHz帯という、2種類のドコモによるネットワークを利用できる、いわゆる「デュアルバンド機」。iモードの機能は従来と同じ「デジタル」800MHzを使うが、音声通話では1.5GHz帯も使用するため、通話品質の向上が期待できるという。ただし、1.5GHz帯が利用できるのは現在のところ東京23区に限られている。
N211iは現在のところ211シリーズで唯一の折りたたみデザイン。基本的なコンセプトやデザインはN210iから引き継いでいるが、NEC製の折りたたみ型iモード端末としては初めて、ヒンジ部にアンテナを搭載している。受信メールフォルダ管理機能やショートカットメニュー、待受画面へのショートカット登録、インライン連文節変換など、上位機種のN503iSや従来機種のN210iで好評だった機能を引き続き搭載している。画面には4096色カラー表示のSTN液晶を搭載。サイズは1.9型で120×160ドットと、こちらも211iシリーズ最大級。
【おもな仕様】
サイズ(高×幅×厚) | 91×46×25mm |
重量 | 約99g |
連続通話時間 | 約135分 |
連続待受時間 | 約500時間 |
画面 | 4096色カラーSTN液晶、120×160ドット |
表示文字数 | 15字×14行、10字×10行、7字×7行 |
メモリダイヤル | 700件 |
リダイヤル・発信履歴 | 各30件 |
データ通信速度 | 9.6kbps(パケット通信) |
ボディカラー | スウィートローズ、ディープマリン、シルバースノー |
【インターネットメール】
サービス名 |
iモードのEメールサービス(送信・受信ともに全角20文字程度で0.9円、別途月額300円のiモード契約が必要) |
受信可能文字数 | 全角250文字まで。 |
メール保存件数 |
送信:最大50件 受信:最大200件 |
メールアドレス | 700件 |
【着信メロディ】
和音数 | 16和音 |
着信音 |
着信メロディ:
・登録済みメロディ:10曲
・ダウンロードおよび自作メロディ:20曲
着信効果音:8種類
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登録済みメロディ 10曲 |
ハイ・ホー
ダッタン人の踊り
踊る大捜査線
Shape of My Heart
軍隊行進曲
ピアノ協奏曲 第一番
マイ・フェイバリット・シングス
別れの曲
SUMMER
アベマリア
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登録済み効果音 8種類 |
ミッキーマウス
ドナルドダック
黒電話
ハト時計
きらきら
沖縄
ハワイ
バリ
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和音着メロ ダウンロード | 可能(iメロディ対応) |
■ スタッフが見たN211i
| コメント |
湯野 |
しかし、すごい色だなぁ、このスウィートローズ……。最近のNシリーズの傾向として、N2001のレッド然り、N2002のフォレストブルー然り、くっきりとしたボディカラーが用意されるようになっている。これまで、○○ホワイトとか、○○シルバーとかいったニュアンスで微妙な色の違いを表現してきたわけだが、N211iは白、ピンク、紺と非常にはっきりしている。
ドコモのPシリーズやDシリーズ、auのカシオ製端末なんかは、以前からくっきりとしたボディカラーを用意しているし、このところ好調のソニー製端末も“色”という面で市場に活気を与えてくれたよい例だろう。普段身に着けるものだからこそ、洋服にケータイをあわせたいという欲求も出てくる。もはや、季節によってケータイの色を替えるとか、逆にケータイに洋服をあわせる、なんて時代なのかもしれない。
ちなみに、N211iには「サウンドモード」という正体不明の機能が付いている。この機能をONにしておくと、サイドボタンを長押しすることで着メロが鳴り出す。「あ~、何だよこの会議。つまんねぇなぁ~」という時にこの機能を活用すると、「あ、電話かかってきちゃった。ちょっと失礼します」とか言って会議を抜け出せるという寸法だ。う~む……。
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白根 |
「NEC端末はもはや見飽きたっ!」と過激な発言をしようかと思ったが、しっかりと進化していて、使いやすさがさらに向上しており「やるなNEC」とシャッポを脱がざるを得ない端末だと思い直した。
N211iは、N210iに似たデザインを採用しているが、メニュー周辺はN503iシリーズとほぼ同等になっている。メインメニューの構造やカスタマイズできる「オリジナルメニュー」、デスクトップへのショートカット貼り付けなどは、N503iやN503iSと同じだ。N503iよりも後に発売されたN210iはこれらの機能を搭載していなかったので「廉価版の2xxシリーズは手抜きなのくわっ」とか思ったが、N211iはそうではないようだ。受信メールのフォルダ分類機能にもしっかり対応しているし、今までの機種のいいところをしっかりと横取りできた優秀な端末だ。とくに日本語変換機能は以前のNEC端末に比べてだいぶ強化されている様子なので、メール派にもオススメできる。
個人的に気に入ったのが、オリジナルメニューとデスクトップへのショートカット貼り付け。待受状態からメニューボタン1回押しで通常メニュー、2回押しでオリジナルメニューというのは、比類なきアクセスのしやすさ。ショートカットは、頻繁にアクセスするサイトやメールアドレスがある場合は非常に便利。
ぶっちゃけてしまえばN503iSからJavaを取り去った端末、という感じなのだが、N503iS自体非常に完成度が高いので、Javaがいらない人への選択肢として良い製品だと思う。液晶も大きくて見やすいし、使い勝手も良い。個人的にはソニー端末のほうが好きだが、NEC端末はクセがない作りなので「センタージョグが嫌い」「ソニーデザイン個性的過ぎ」とか思う非Java派の人にオススメしたい。
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■URL
・ニュースリリース(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/01/whatnew1207.html
・ニュースリリース(NEC)
http://www.nec.co.jp/press/ja/0112/0701.html
・商品情報(NTTドコモ)
http://www.nttdocomo.co.jp/p_s/products/keitai/211i/n211i/n211i.html
・製品情報(NEC)
http://www.nec.co.jp/mobile/ja/lineup/n211i/
・関連記事:ドコモ、ディズニーキャラが登場するiモード端末「N211i」
http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/0,,6922,00.html
2001/12/26
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