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Galaxy S6 edgeと行く金沢1泊2日の旅(後編) さまざまな旅の出会いをGalaxy S6 edgeと体験する

 2015年3月の北陸新幹線開業により、注目を集めている古都・金沢。今回、その金沢へ1泊2日の一人旅をすることになった。旅のお供は、Galaxy S6 edge SCV31(以下、Galaxy S6 edge)。言わずと知れたGalaxyシリーズの最新スマートフォンのau版だ。

 前編として記した旅の1日目では、飛行機に乗って東京から金沢へ向かい、兼六園や金沢城公園といった金沢市街の主要スポットを巡って、Galaxy S6 edgeの1600万画素カメラで風景や料理を撮影してみた。後編となる本記事では、金沢から加賀温泉郷まで足を運んだ2日目の模様をお届けする。

(記事中の写真は(*)マークの付いたものがデジタルカメラで、それ以外はすべてGalaxy S6 edgeを使って撮影しています。必要最低限のリサイズ、トリミング、モザイク処理を行っていますが、画質調整は行っていません)

近江町市場で旬の食材を食べ歩き

 8月7日、旅の2日目の始まりだ。この日は、7時半過ぎにホテルをチェックアウトして、朝早くから行動を開始する。Galaxy S6 edgeはあらかじめフル充電しておいたので、この時点の電池残量は100%。夜に東京へ戻るまでは十分持ちそうな気もするが、1日目と同様、この日も随所で写真を撮り、情報を調べまくってと、Galaxy S6 edgeをフル活用する予定だ。そこで、2日目は最初から「省電力モード」に切り替えて臨むことにした。「省電力モード」は、CPUの最大処理能力や画面の明るさなどが制御されるが、前日試した限りでは、旅先で使う上でとくに不便はなさそうだ。

2日目は7時半過ぎにホテルをチェックアウトして行動開始。写真は、金沢駅 兼六園口(東口)の「鼓門」と「もてなしドーム」
(*)2日目も行動を共にするGalaxy S6 edgeは100%にフル充電しておいた。省電力モードにすると、画面の明るさは制御されるが、電池の持ちは格段にアップする
この日もハードな使い方が予想されるため、早めに「省電力モード」に切り替える

 まずは朝の腹ごしらえと、最初に目指したのは、“金沢の台所”と呼ばれる近江町市場。鮮魚店などが立ち並び、その場で焼きたての魚介も食べられるというので、テレビの旅番組でもおなじみの“市場で食べ歩き”をやってみようという算段だ。

 また、1日目は金沢市街の移動にバスを活用したが、2日目の移動手段には金沢市の公共レンタサイクル「まちのり」を使うことにした。まちのりは、金沢市街の19カ所に設置された“サイクルポート”で自転車を借りたり、返却できるレンタサイクルサービス。1日利用の基本料金は200円で、借りた自転車を30分以内にほかの“サイクルポート”に返却すれば、追加料金なしで何回でも借りることが可能。各所の“サイクルポート”で乗り降りしながら、1日200円で金沢市街の観光スポットを自転車で巡れるというわけだ。

 まちのりのユニークな点は、SuicaなどのICカードを鍵代わりに使って自転車を借りられることだ。“サイクルポート”に設置された端末機でICカードの利用登録を行うと、以降は各自転車の駐輪機器にICカードをかざしてロックを解除し、自転車を持ち出すことができる。なお、ICカードは鍵代わりとして使うのみで、料金はクレジットカード払いとなる。また、ICカードを使わずに、パスワードと現金で自転車を借りる方法も用意されている。

 というわけで、金沢駅に一番近い“サイクルポート”に到着。前日夜に観光情報サイトで調べたところによると、まちのりの鍵代わりとして、おサイフケータイも利用できるとのことだったので、端末機にGalaxy S6 edgeをかざして利用登録を無事完了。しかし、いざ自転車を借りようと駐輪機器にGalaxy S6 edgeをかざしてみると、本来、青ランプが点滅するところで、エラー音とともに赤ランプが点灯し、ロックが解除されない。何台か駐輪機器を変えて試してみるが、やはりエラーとなり、自転車を借りられない事態に直面する。

金沢市の公共レンタサイクル「まちのり」の“サイクルポート”。Galaxy S6 edgeのおサイフケータイ機能で利用登録はできたが、駐輪機器にかざすとエラーになり、自転車は借りられなかった

 何が原因でエラーになるのかよくわからなかったので、電話で問い合わせようかとも思ったが、問い合わせ先のまちのり事務局の営業時間は9時からで、あと1時間以上もある。ここは自転車を借りるのを一旦諦めて、バスで近江町市場へ向かうことにした。

 金沢駅前から近江町市場方面へ行くバスに乗り、Galaxy S6 edgeのWebブラウザーで再度まちのりの情報を調べてエラーの原因を探ってみる。まちのりの公式サイトのFAQなども確認したが、「駐輪機器が反応しない場合は、別の駐輪機器にかざしてみてください」といった記述は見られたものの、それ以上の情報は得られなかった。……と、調べ物に熱中している間に、あろうことかバスを乗り過ごしてしまった。

 慌てて次のバス停で下車すると、そこは前日も訪れた香林坊。香林坊から近江町市場までは、金沢駅から近江町市場までの距離とほぼ同じで、かなり乗り過ごしたことになるが、徒歩10分程度と歩けない距離ではないので(というか、あまりの凡ミスで再びバスに乗るのが癪だったので)、歩いて近江町市場へ向かうことにする。

 しかし、ここで思い出したのが金沢市街に19カ所設置されているという、まちのりの“サイクルポート”の存在。調べてみると、途中の尾山町に“サイクルポート”があることがわかったので、「場所が変われば、借りられるかもしれない」と、ダメ元で再び自転車のレンタルを試してみることにした。そして、“サイクルポート”に着き、駐輪機器にGalaxy S6 edgeをかざしてみると、青ランプの点滅の後、ロックが解除。なんと、ここでは自転車を借りることができた。「『災い転じて福となす』とは、このことか」と勝手に納得し、自転車に乗って颯爽と近江町市場へと向かった。

途中で見つけた“サイクルポート”でGalaxy S6 edgeをかざして再チャレンジ
(*)すると、自転車を借りることができた。ただし、現在はおサイフケータイを公式にはサポートしていないとのこと

 なお、まちのりについて補足しておくと、その後、近江町市場付近の“サイクルポート”でも、Galaxy S6 edgeのおサイフケータイ機能で自転車を借りることができた。しかし、金沢駅近くの“サイクルポート”でエラーになった原因が気になったので、近江町市場を訪れた後で、まちのり事務局に立ち寄り、話を聞いてみた。すると、Galaxy S6 edgeのおサイフケータイ機能に問題があったわけではなく、そもそも、まちのりでは現在、おサイフケータイを公式にはサポートしていないことがわかる。

 スタッフによると、「スマートフォンのセキュリティが上がっていて、使える機種もあれば使えない機種もあり、問い合わせも多いので、ICカードのみ利用可としている」とのこと。そして、万が一、スマートフォンで利用登録してしまった場合でも、まちのり事務局に行けば、手持ちのSuicaなどのICカードに利用登録を移行できるとのことだ。とはいえ、ICカードが鍵代わりになるというユニークなレンタサイクルサービスだけに、できればおサイフケータイも利用したいところではある。今後、駐輪機器などのインフラが整備され、Galaxy S6 edgeでも安心して自転車を借りられるようになれば、知らない土地でもスイスイと自転車を乗りこなして観光を楽しめそうだ。

9時前に近江町市場に到着。食べ歩きで遅めの朝食をとることにする

 旅に話を戻して、近江町市場には8時55分に到着。バスの乗り過ごしなどで時間をロスしてしまったが、実はほとんどの店が9時オープンだったので結果オーライだ。さっそく、少し遅めの朝食として石川産の生ガキなどを食べ歩き、市場の雰囲気を楽しみつつ空腹を満たした。

石川産の鮮魚や加賀野菜など、さまざまな食材を販売する店が立ち並ぶ
石川産のカキをその場で剥いてもらい、レモン汁をかけて食べる
さまざまな魚貝の串焼きを販売しているこちらの店では、焼きたてのサザエとフグをいただく
金沢で親しまれているというドジョウの蒲焼き。店のお姉さんは「鰻の蒲焼きと同じタレやから、似たような味」と言っていたが、独特の苦味がある
中身をくり抜いた皮の中に生搾りのグレープフルーツジュースが入っている。これを飲み干して、朝食を締めくくる

金沢から加賀温泉郷の山代温泉へ

 近江町市場での食べ歩きを終え、自転車に乗って金沢駅へ。その次に向かおうと考えたのは、金沢から少し離れた加賀温泉郷。せっかく旅に来たのだから、やはり温泉は楽しみたいものだ。加賀温泉郷には、山代、山中、片山津、粟津という4つの温泉地があるが、もっともアクセスがよく、手軽に入れる足湯もあるということで、山代温泉を目指すことにした。

 まずは、金沢駅からJR北陸本線の特急「しらさぎ」に乗って、中継地である加賀温泉駅へ向かう。30分弱で到着するものの、問題なのがここから先だ。加賀温泉駅から山代温泉にはバスで行けるようなのだが、インターネット上で調べてみても詳しい情報がなかなか出てこない。Yahoo!乗換案内やGoogleマップで経路検索すると、「徒歩51分」というかなりハードなルートが平然と表示されたりするのだ。

金沢駅から山代温泉へ向かうため、まずは鉄道で加賀温泉駅を目指す
JR北陸本線の特急「しらさぎ」に乗車し、加賀温泉駅へ到着
加賀温泉駅から山代温泉へ向かうバスがあるようだが、Yahoo!乗換案内では徒歩ルートが表示される……

 もしもバスがなければ、あるいは時刻が合わなければ、徒歩移動もあるかもしれないという不安も感じながら、加賀温泉駅前で山代温泉へ向かうバスの停留所を無事発見。時刻表を確認すると20分後にバスが出るということもわかり、長時間待つこともなく、バスで山代温泉へ行くことができた。

バス停を無事発見し、バスに乗って山代温泉へ向かう

 正午前に山代温泉に到着。空港までの移動時間や、帰りの飛行機の搭乗時刻のことを考えると、16時頃には山代温泉を出発したいところ。バス停の時刻表を確認すると、16時ちょうどに加賀温泉駅行きのバスが来るらしいので、それに乗ろうと決めておいた。山代温泉に滞在できるのは正味4時間ということになる。

 ちなみに、今回の旅は2日間とも好天に恵まれ、この日の気温も30℃超え。湯船に浸かったら余計に暑くなりそうというのもあって、日帰り温泉施設で入浴するのではなく、足湯で温泉の雰囲気を味わいつつ、周辺を散策しようというのが当初の計画だった。しかし、バス停から山代温泉の「源泉 足湯」まで徒歩でたどり着くと、なんと当日は清掃のため足湯が利用できないとの案内が……。しかも、清掃時間は12時から16時までと、自分が山代温泉に滞在しようと考えていた時間と完全に被ってしまっている。

山代温泉に到着したのは正午前
足湯に入る計画だったが、当日は清掃のため、足湯が利用できないことが判明する

 動揺を抑えつつ、作戦を練り直すために、ここで一旦、昼食をとることにする。そろそろ海産物以外のものを食べたくなったので、昼食に選んだのは“山代の新名物”を名乗る野菜カレー。日頃からカレーにはうるさいほうだと自認しているが、表面をカリカリに炒めた野菜とスパイシーなカレーの組み合わせがなかなか美味しかった。

海産物以外のものをと、昼食に選んだのは“山代の新名物”を名乗る野菜カレー

 昼食後、Galaxy S6 edgeのWebブラウザーで山代温泉観光協会の公式ホームページなどを閲覧し、日帰り温泉施設を探してみる。すると、山代温泉には地元住民から旅行者まで利用できる共同浴場として、「総湯」「古総湯」の2つがあることがわかる。総湯はいわば“総本山”であり、山代温泉の中心施設。一方、古総湯は明治時代の総湯を復元したもので、入浴方法まで当時のものを再現しているという。ここは、昔ながらの温泉の雰囲気を味わうべく、古総湯に入ることにする。

山代温泉の共同浴場のひとつ「古総湯」に入る。“湯あみ”という温泉に浸かるだけの入浴方法が再現されており、洗い場はないため、石鹸やシャンプーは使えない

 ここでは、旅ならではの出会いもあった。古総湯の建物の2階は休憩所になっていて、風呂上がりに涼んでいると、後から来たご老人に話しかけられた。大阪から来たという81歳のご老人は、4泊5日の一人旅の最終日。東北を回ったあとで石川までやって来たとのことで、なんと当日の朝に金沢に着き、すでに兼六園を観光してから山代温泉に到着したという。そのエネルギッシュさにも驚かされるが、移動経路はすべてメモしていて、「次に何時のバスに乗る」ということまで、きっちり調べ上げて計画している。

 どうやって情報を調べているのか気になったので尋ねてみると、地元の図書館にある時刻表とインターネット、各地の観光協会から取り寄せた資料だという。「こうやって見知らぬ人と話すのが旅の楽しみ」と語るご老人、その情報収集能力には脱帽の一言だ。そして、「あんたは学生さん?」と、かなり若く見られたことが、嬉しい記憶として心に残っている。

こちらは山代温泉のゆるキャラ「すぱクロくん」

山代温泉周辺を散策する

 古総湯で一風呂浴び、温泉を楽しむという当初の目的をどうにか成し遂げて、次に山代温泉周辺の散策を開始する。山代温泉は歴史ある温泉街であり、温泉以外にも見どころは盛りだくさんだ。散策している間に少し風も出てきて、温泉で火照った身体をほどよく冷ますことができた。

山代温泉周辺を散策し、まずは薬王院温泉寺に参拝
北大路魯山人が山代温泉に滞在した際の仮住まいを再現した「魯山人寓居跡 いろは草庵」
いろは草庵では、冷たい加賀棒茶を飲みながら庭を眺められるほか、魯山人の作品展示も見学できる
地元住民の貴重な飲料水としても使われていたという湧き水「女生水」

 さて、Galaxy S6 edgeのカメラ機能でこれまで試していなかったのが、フロントカメラでの自分撮り、いわゆる“セルフィー”だ。Galaxy S6 edgeのフロントカメラは500万画素で、メインカメラと同様のF値1.9の明るいレンズを搭載しており、高画質で明るく広角な自分撮り写真が撮影できる。さらに、手のひらを見せるジェスチャーや「チーズ」という音声でセルフタイマーをセットできるなど、自分撮りの撮影方法も多彩だ。

 というわけで、Galaxy S6 edgeで自分撮りを試す流れになるわけだが、せっかくなら眺めの良い場所で撮影を行いたい。そこで、山代温泉随一の展望台があるという公園、萬松園へ向かうことにした。しかし、この萬松園は小高い丘の上にあり、緑林の中の遊歩道をひたすら登っていく必要がある。もはや風呂に入ったのが遠い昔のように汗だくになりながら登ること約10分、サザエを模したユニークな形の展望台にようやく到着。展望台の最上部まで登りつめると、山代温泉の町並みから白山連峰、日本海まで見渡せる360度の眺望が広がっていた。

(*)眺望を求めて、Galaxy S6 edgeと共に自然遊歩道を登っていく
だいぶ高くまで登ってきたが、まだまだ目的地は先にある
サザエの形を模した展望台、萬松園栄螺堂が出現
山代温泉の町並みや白山連峰、日本海など、360度の景色を見渡せる
白山連峰をバックにセルフィーを撮影
足場はこんな感じで、なかなかスリリングだ

 天気は曇っていて屋根も付いていたため、展望台内は少し暗かったが、F値1.9のフロントカメラのおかげで、明るくきれいに自分撮りをすることができた。また、フロントカメラは広角でもあるため、他人に撮ってもらったかのように背後の風景もバッチリ押さえることができ、旅の思い出の1枚に仕上がった。

 展望台での撮影を終え、すっかり汗だくになったので、再び風呂に入って汗を流すことにした。先ほどは古総湯に入ったので、今度はもちろん、もうひとつの共同浴場である総湯に入ってみる。ちなみに、古総湯の入浴料は500円、総湯の入浴料は420円となっているが、両方に入れる共通券の料金は700円。最初から両方の共同浴場に入るつもりであれば、この共通券を買ったほうがお得というわけだ。

汗を流すために、もうひとつの共同浴場「総湯」に入る

 総湯は、よくある銭湯スタイルの共同浴場で、古総湯とは異なり、自分で持ち込んだ石鹸やシャンプーなども使える。地元住民の利用も多く、総湯のほうが人気は高いようだ。風呂上がりには、併設の売店で温泉たまご付きソフトクリームを食べてクールダウン。時計を確認すると、15時45分と帰りのバスの時間が近づいているので、バス停に向かうことにする。

風呂上がりには、温泉たまご付きソフトクリームを食べる。ソフトクリーム用の醤油がかかっているが、バニラに温泉たまごが混ざって、味はまろやかだ

石川を後にして東京へ帰る

 予定通り、16時ちょうどの加賀温泉駅行きのバスに乗車。足湯には入れずじまいだったが、結果的に2回も温泉に入ることになり、山代温泉をかなり満喫できたといえる。そして、1時間に1本のこのバスに乗ってしまえば、ひとまず安心で、加賀温泉駅からは迷うことなく小松空港まで行けそうだ。

九谷焼のふるさとでもある山代温泉を後にして、バスで加賀温泉駅へ戻る

 15分ほどで加賀温泉駅に到着したが、小松駅まで行く次の電車までは30分近く時間の余裕がある。そこで、駅前のベンチに腰掛けて、Galaxy S6 edgeの音楽プレーヤーでハイレゾ音源を聴いて楽しむことにした。Galaxy S6 edgeでは、ハイレゾ音源の再生に対応するのはもちろん、K2HDプロセッシングを搭載し、MP3などの音楽ファイルもハイレゾ相当に補完して再生することが可能だ。

(*)加賀温泉駅で電車を待つ間、Galaxy S6 edgeでハイレゾを楽しむ
聴いた楽曲は、7月31日にmoraでハイレゾ配信が開始されたGLAYのバラードベストアルバム「WHITE ROAD」

 加賀温泉駅から小松駅まで電車で移動し、小松駅から小松空港までは1日目と同様にバスを利用。途中、バスの待ち時間なども挟みながら、17時50分に小松空港に到着した。この日は、はじめから省電力モードにしておいたこともあり、ハードに使いつつ、ほとんどGalaxy S6 edgeの電池残量を気にせずに過ごせたが、この時点で電池の残りは23%。あとは飛行機に乗って東京に帰るだけなので、旅のお供という役割を十分に果たしてくれたといえるだろう。

小松駅からはバスに乗って小松空港へ向かう
(*)17時50分、小松空港に到着
電池の残りは23%。あとは飛行機に乗って東京に帰るだけだ
ちなみに、Galaxy S6 edgeの「S Health」では、歩数の計測もできる。2日間とも約2万歩と、かなり歩いたのがわかる

 たとえば、今回の旅のように写真をたくさん撮影したときに、それらの写真をガラケーを使っている親や友人に見せたいということもあるだろう。だが、もちろんガラケーではスマートフォンのようにSNSアプリや写真共有アプリを使って、写真を共有することはできない。そこで活用したいのが、Galaxy S6 edgeが搭載している「簡単に共有」機能だ。独自のオンラインストレージに写真や動画をアップロードして、ダウンロード用URLをSMSで送信できる機能となっており、大容量の写真や動画を手軽に共有することができる。ガラケーを使っているユーザーなど、これまで写真を共有できなかった相手にも写真を見せて、喜ばせることができそうだ。

「簡単に共有」機能を使えば、写真のダウンロードURLをSMSで送信して、ガラケーを持つ親などに写真を見せられる

1泊2日の旅を振り返って

 金沢市街を観光した1日目に続き、2日目は加賀温泉郷まで足を伸ばして、金沢のみならず石川の魅力を満喫した。振り返れば、2日目は想定外のことも多く、随所で計画変更を余儀なくされた。しかし、想定外の体験や出会いがあるのも旅の楽しさである。そして、その想定外の旅で、ますます心強く感じたのがGalaxy S6 edgeだ。朝早くからカメラ、情報収集、ナビゲーションにとフル活用したが、「省電力モード」の効果もあり、電池の持ちを心配することなく夜まで使うことができた。

 1日目に金沢の魅力は“定番”の素晴らしさだと感じたが、カメラ、電池の持ち、操作の快適さといったスマートフォンの“定番”を押さえているGalaxy S6 edgeには、金沢と似た魅力を感じる。一方で、Galaxy S6 edgeはデュアルエッジスクリーンやハイレゾ、ワイヤレス充電など、最先端をひた走っている部分もある。だが、不思議なのは、Galaxy S6 edgeを使っていると、最先端機能が当たり前のように感じることだ。たとえば、デュアルエッジスクリーンは今までにはない形状だが、実際に使ってみると端末側面が薄くて持ちやすいし、画面も見やすい。「スマートフォンって、こういうものだよね」と、新しい“定番”を提示されている気分だ。

 前編の冒頭でも書いたように、僕はこれまで金沢に旅行したことはなかった。しかし、いざ行ってみると魅了され、また旅行したいと思った。同じように、Galaxy S6 edgeは一度使ってみると魅了され、もっと使っていたいと思う端末だ。そうしたことを実感した1泊2日の旅だった。

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