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講演の冒頭で、松井氏は自身が所属するセクションを紹介。パソコンのWebブラウザで利用するFlashのほかに、「Bleeze」「flex」といった業務向け製品がラインナップされていることに触れた上で、携帯機器など組込機器向けの「モバイル アンド デバイス」という自らのセクションを紹介。「Flashをパソコン以外でも提供していく業務」と説明した。 同氏はFlash Liteに対応した携帯機器として、NTTドコモの505iシリーズ以降や海外の携帯型ゲーム機などを紹介。Flash Liteが搭載される機器の特徴として「CPUパワーが制限されたもの」という点を挙げ、最近では「DVDプレーヤーのメニュー画面にFlashを利用したいという問い合わせも来ているようだ」といった話を紹介。コンテンツのみならず、メニューなどのユーザーインターフェイス（UI）としても期待されているとした。
携帯電話に搭載されているFlash Liteの機能では、サーバー接続機能の「loadMovie」機能に触れ、当初はパケット代を考慮して搭載しなかったものの、パケット定額制が開始されたことも考慮し最近のバージョンでサポートを開始したと説明。テキスト入力機能や映像と音声の同期機能などもサポートし、「携帯電話独自の機能として、バッテリー残量や電波受信状態、端末内の時計情報を取得する機能をFlash Liteに組み込んだ」と携帯ならではの使い方に対応した点を挙げた。 また同氏は「組込機器においても、UIでFlashを使って頂きたい」と述べ、「ネットワークに接続しない機器でも、軽くて見栄えのするUIが可能」とFlash Liteの優位性をアピールした。デザイナーのイメージするUIが最終的なUIまで反映できるのもFlashの特徴で、小型の機器や公共端末などでもFlashを利用して分かりやすいUIを構築可能とした。
同氏はFlash Liteの未来についても、「携帯電話のUIとして、もっと活用して頂きたい」と強調し、「端末のメインメニューもFlashで」と語ったほか、UIをFlashで構築することで「ユーザーがUIを自由に変更できる仕組みを用意すれば、新たな楽しみが広がるだろう」と述べた。外部ファイルを読み込むloadMovie機能では、「デジタルカメラ向けのメニューではJPEGのサポートが必要」として「Flash LiteでもJPEGをサポートしたいきたい」と語った。また、これらの機能追加は、現在使われているFlash Lite 1.1に後から追加できる形で提供することも考えているという。
■ ＵＲＬ Macromedia Flash Conference 2004概要 http://www.macromedia.com/jp/macromedia/events/flashcon2004/index_pu.html マクロメディア http://www.macromedia.com/jp/ ■ 関連記事 ・ 携帯への展開はより多くのユーザーに使われるために （太田 亮三） 2004/10/22 17:18 | ||||||||||||||||||||||
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