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広告媒体としてのケータイがテーマのフォーラム開催

左からD2C社長の藤田氏、J-MOBILE社長の山崎氏、mediba社長の小林氏
 ディーツーコミュニケーションズ(D2C)、mediba、ジャパン・モバイル・コミュニケーションズ(J-MOBILE)の3社は、広告媒体としてのケータイをテーマにした「モバイルアドフォーラム2006」を開催した。3社はそれぞれiモード、EZweb、ボーダフォンライブ!の公式サイトにあるマーケティングサイトや広告などを手がける企業。3社が共同で同フォーラムを開催するのは今回で4回目となる。



ケータイはマーケティングの「特等席」

 冒頭の挨拶に続き、マーケティングメディアとしてのケータイの特徴がビデオで紹介された。

 まず「モバイルはマーケティングの特等席」とする。いつでも持ち歩くケータイの中でも、着信音や待受画面は何度も目に、耳にする。その例として、保険会社のアフラックがCMなどで有名なアヒルの鳴き声、「よーくかんがえよー」という歌を着ボイスとして提供したことなどを紹介。こうした「特等席」を抑えてターゲットの日常に入り込むことは効果の高いマーケティングだと紹介した。

 「隣にいるターゲットにバイラル」とも紹介する。ケータイはコミュニケーションツールなので、ほかの人に情報が伝わりやすい。その例として、ナイキが提供している蹴メを紹介。これはメールを送りあうことをパスやシュートに見立てたサッカーゲーム。信頼できる友人から送られてくるメールは一般の広告メールより効果が高いと紹介した。

 最後に「エンタテインメントで消費を活発化せよ」とする。その例としてドミノピザのゲームを紹介。同ゲームはゲームクリア時のピザ画像やクーポンで消費者の購買意欲を高められる仕組みを持つ。ゲームというエンターテイメント性の高いメディアをマーケティングに使うことで効果を高めることができると紹介した。

 このように日常生活に深くかかわるマスメディアなので、マーケティングにケータイを活用する企業が増えているという。


パネルディスカッションではジー・モードなどが現状を語る

左からアフラックの杉本氏、ジー・モードの石原氏、日経BPの品田氏
 「モバイル広告・マーケティングが生み出す新しい価値 〜モバイルエンタテインメントの重要性〜」と題したパネルディスカッションも行なわれた。パネリストは日経BP「日経エンタテインメント!」誌の発行人 品田英雄氏、アメリカンファミリー生命保険会社(アフラック) 広告宣伝部 杉本一徳氏、ジー・モード 代表取締役副社長 石原義彦氏の3人で、コーディネータはD2Cの代表取締役社長 藤田明久氏が務めた。

 メディアとしてのケータイの特徴として「隙間時間を利用する」と指摘し、まずケータイ向けにゲームコンテンツを提供しているジー・モードの石原氏が同社のスタンスを説明した。同氏は一般人が6時間就寝し起きているのは18時間、そのうちフリーな時間として家ですごせるのは2時間と仮定。「その2時間を取り合っているのが、テレビやDVDなどのメディア、パソコンや家族サービス」とし「ライバルが強くコストが高いので、あえてそこには参戦しない」とし、その代わりに1日1回くらいはある待ち時間などの隙間時間を狙っていると説明。さらに同社の提供するゲームの開発ポリシーとして、10分以内でプレイできること、2度やればルールがわかるようにしていると説明し、その結果、会員の半分強が女性で、40歳以上が3割以上が占めるという状況を明かし、ほかのパネリストを驚かせた。その理由として石原氏は、「900万人のゲームユーザーを捨てたが、残り8,000万人をターゲットにした」と語った。

 日経BPの品田氏は「10年前は雑誌もモバイルだったが、最近ではマイナス成長」と冗談交じりで雑誌業界の現状を紹介。続いて今年のエンターテイメントのポイントとしては、キャラクター性にあると指摘。「ちょっと前までは自然体がよいとされていたが、今年はレイザーラモンHGやマンガのNANA、ホリエモンなど“キャラが立っている”状態を突きぬけ、キャラクター化しているものが元気がよい」とし「その究極は小泉首相」と語った。

 これを受けて、アヒルのキャラクターでマーケティングを行なうアフラックの杉本氏が同社の広告を紹介した。同社が「アフラック」と鳴くアヒルをキャラクターに使っていることについては「保険の販売において、関心がない人に説明するのは敷居が高いので、消費者との接点を持てるようにとキャラクターを利用している」と説明。ケータイを利用したマーケティングについては、ケータイのユーザーは若年層が多いので「着ボイスなどを若年層が口コミで伝えあってくれることに期待している」と語る一方、先のジー・モード石原氏の話を受けて「ケータイのユーザーが必ずしも若年層ばかりでもないと認識を改めている」とも語った。


定額制とケータイ向け広告の強い関連性を指摘

「3とく」について
 D2C、mediba、J-MOBILEの3社は、それぞれがキャリアの公式メニュー内で提供しているマーケティングサイトを、iモード向けには「とくするメニュー」、EZweb向けには「とくする情報」、ボーダフォンライブ!向けには「とくする情報局」とブランドとブランドロゴを統一している。そうした共同展開、通称「3とく」の現状について、D2Cの調査室 室長 田中紀之氏は「3社共通メディア共同調査による最新ケータイユーザープロフィール 〜定額制導入に伴うモバイル広告・コンテンツ視聴動向」として調査結果の紹介を行なった。

 調査はビデオリサーチインタラクティブが担当し、6月に行なわれ無作為抽出されたた一般人対象の調査結果と、9月に行なわれた「3とく」会員対象の調査結果を比較。比較によると「3とく」ユーザーのほう雑誌やラジオとの接触率は高いと説明。さらにテレビ視聴中にケータイを併用する割合が「3とく」会員において高いこと、ニュースや映画情報、グルメ情報などへのアクセス率、ケータイの有料コンテンツ利用率も「3とく」会員がはるかに高いことを紹介し、一般よりも3とく会員が、その中でも定額制を利用している3とく会員がよりケータイをメディアとして活用していることを説明した。


3とく会員向け調査の概要 3とく会員と比較する一般人向け調査の概要

新聞以外のメディアに関しては、3とく会員のほうが利用率が高い ケータイのインターネット利用回数に関しては、3とく会員、とくに定額制契約者の利用回数が圧倒的に多い

3とく会員はメールマガジン購読やキャンペーンへの応募などの利用率が一般人に対して圧倒的に多い 有料コンテンツ利用率も、定額制利用者のほうが毎月の利用額が高くなっている

 最後にmediba マーケティング部 部長の奥野健氏が本日発表された広告商品「3キャリアオフィシャルパック」の説明を行なった。新商品はD2C、mediba、J-MOBILEの3社が共同で開発・提供するもので、「3とく」へのタイアップ枠と3キャリアの公式メニュー内バナー広告、Flashを含むキャンペーンページの作成、メールマガジンの号外発行などをセットにしたもの。2週間で1,500万円で提供される。本日より受付を開始し、掲載期間は2006年1月30日〜3月27日の間の2週間となる。


3キャリアオフィシャルパッケージの概要 3キャリアオフィシャルパッケージの内容


URL
  ディーツーコミュニケーションズ
  http://www.d2c.co.jp/
  mediba
  http://www.mediba.jp/
  ジャパン・モバイル・コミュニケーションズ
  http://www.jmobile.co.jp/

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(白根 雅彦)
2005/11/16 20:47

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