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ドコモ、防水対応の「キッズケータイ F801i」を20日発売

 NTTドコモは、防水性能や置き忘れ防止機能などを新たに搭載した富士通製のFOMA端末「キッズケータイ F801i」を20日に発売する。価格はバリューコースで3万円代後半になる見込み。


防水性能、置き忘れ防止アラームに対応

キッズケータイ F801i(Orange)
 「キッズケータイ F801i」は、2006年3月に発売された「キッズケータイ SA800i」に続く子供向けのFOMA端末。防犯ブザーやブザーに連動したGPSによる位置通知機能などSA800iの「あんしん機能」を踏襲し、新たに防水性能を備え、置き忘れ防止のリモコンが付属する。端末デザインはアートディレクターの佐藤可士和氏が監修している。

 防犯ブザーに関連した機能では、背面の大型スピーカーの周囲に高輝度LEDを搭載し、防犯ブザー起動時には音と光で緊急事態をアピールする。ブザーはGPS機能とも連動し、ブザーが起動すると自動音声発信や現在地の定期通知を行なう。

 スピーカーの周囲に円形に配置された「ひかりリング」は、側面の「ひかりキー」を押して点灯・点滅が可能で、夜道などでも自分の位置を周囲に知らせられる。

 「おまもリモコン」は、P903i/P904iに付属していた「あんしんキー」と類似した機能を子供向け端末用にしたもの。1台のF801iとおまもリモコンをペアリングしておけば、携帯を置き忘れた場合などでふたつの距離が離れると、おまもリモコンからアラームが鳴る仕組み。同時に端末をロックすることもできる。さらに、端末とおまもリモコンが離れた状態で5分以上経過すると、あらかじめ指定した「イマドコサーチ」契約者に置き忘れた場所がメールで通知される。おまもリモコンの電池持続時間は約4カ月で、ユーザーが電池交換を行なえる。紛失した場合は2,500円で購入可能。初回時の出荷パッケージには数量限定で腕時計のように取り付けられるストラップが付属する。

 おまもリモコンからアラームが鳴る(置き忘れと見なされる)距離は、見通しのよい環境で最大約30m程度。木や壁といった障害物のある環境では約10m程度となる。また、端末の場所が分からなくなってしまった場合、ペアリング可能な範囲内でおまもリモコンのボタンを押せば端末からアラームを鳴らすこともできる。

 GPSを利用した位置通知機能では、防犯ブザーと連動した通知機能以外に、端末側面の「ちょこっと通知キー」を長押しするだけで位置情報を通知できる「ちょこっと通知」機能も用意される。これは、防犯ブザーを使うことなく手軽に位置を通知したい場合や、防犯ブザーが利用できないような事態の中でこっそりと位置を通知する場合に利用できる。

 防水性能では、端末はIPX5/IPX7等級の防水性能を実現し、おまもリモコンはIPX5等級の防水性能を備えている。


Light Blue Black
Light Blue Black

White バンド付きのおまもリモコン(左)と、おまもリモコン本体(右)
White バンド付きのおまもリモコン(左)と、おまもリモコン本体(右)

「あんしんセット」メニューや絵本アプリを搭載

 搭載コンテンツ関連では、「あんしんセット」メニューを搭載する。キッズモードや防犯ブザーの連携機能など、子供に持たせる場合の事前の設定を、画面に従って操作するだけで一通り設定できるというもので、親子で相談しながら端末の機能を設定できる。

 このほか「あんしん機能」では、iモードやメールなど機能ごとに利用制限が設定でき、制限機能やマナーモードの利用をスケジュール機能で自動的に切り替えられる。電源が切られた場合は最短5分間隔で自動起動し、イマドコサーチ契約者に居場所を通知できる。電池カバーはバッテリーロックが採用され外れにくくなっているほか、バッテリーはプレートで覆われ、専用のネジで固定されている。

 プリインストールアプリとして、携帯電話のマナーや正しい使い方がクイズ形式で学べる「キッズセーフトレーニング」のほか、秋元康氏原作の絵本アプリ「ゾウのおくりもの」を搭載。「地図アプリ for Kid's」はメニューがひらがな主体の簡素な表現で、「家に帰る」といった機能も用意されている。ボタンに割り振られたドレミ音で演奏できる機能では、長押しで音を出し続ける機能が追加され、演奏の幅が広がっている。

 FOMA端末としての対応機能・サービスは、GPS、きせかえツール、ビデオクリップ、デコメ絵文字、ケータイお探しサービス、着うた/着モーション、FOMAプラスエリア。非対応の機能は、ワンセグ、おサイフケータイ、WORLD WING、iチャネル、緊急速報「エリアメール」、FOMAハイスピード、音楽再生機能、フルブラウザなど。

 メインディスプレイは2.7インチ、240×432ドット、262,144色表示のTFT液晶。メインカメラは有効130万画素のCMOSカメラで、インカメラは約32万画素。ボディカラーはOrange、Light Blue、Black、Whiteの4色。


キッズケータイ F801i 左からLight Blue、Orange、White、Black 開いた内側も通常の端末と変わらない雰囲気

右側面、銀色のボタンが「ちょこっと通知ボタン」 左側面には外部接続端子

開いたところ。キートップの表記も通常端末と変わらないデザイン 裏側にはカメラ、ブザーのスライドスイッチなど

ベルトストラップが付けられた「おまもリモコン」。透明パーツ部分が分離できる。12時の位置に銀色のサーチボタン、9時の位置に電源スイッチ 防犯ブザーを起動したところ、大きなブザーと共に高輝度LEDが点滅、「HELP」と文字も浮かび上がる

電池カバーを外したところ。電池パックは専用ネジのプレートに覆われている 防水性能はIPX5/IPX7等級を実現

アイコンメニュー画面 キッズiモードメニューが利用可能

秋元康氏原作の絵本アプリを搭載 アプリ「キッズセーフトレーニング」ではマナーや使い方をクイズ形式で学べる

「ちょこっと通知ボタン」を押した直後の画面。屋外なら10秒程度で通知を完了するという 「ちょこっと通知」を受け取った端末の画面。メッセージRで届く

「地図アプリ for Kid's」ではメニューが簡素化。自宅を登録すれば道に迷っても「家に帰る」でルートが案内される。左はN905iに搭載の地図アプリ


URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/071210_00.html
  製品情報
  http://www.nttdocomo.co.jp/product/kids_phone/f801i/

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(太田 亮三)
2007/12/10 15:03

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