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ケータイ新製品SHOW CASE
702NK(アルミニウムシルバー)
2004年12月8日



側面にRS-MMCスロットがある 同梱のUSBケーブル

キー配列

ACアダプタは丸形コネクタで、充電台は標準では同梱しない 左からSD、miniSD、RS-MMC

同梱のイヤホンを装着 セット一式

待受画面 第一階層はアイコン式 第一階層のアイコンは2画面分ある

設定項目の並び順は国内メーカーの一般的な並びとかなり異なる PCと連携したPIM機能が利用できるオーガナイザー 着信時の動作を細かく設定可能

よく使う機能を登録できるショートカットメニュー Outlookのメモ帳をシンクロ カレンダー機能

Bluetoothの認証に使う機器名称はNokia 6630になっている タイムゾーン対応の時計機能 Real Playerで動画を再生

Nokia PC Suiteのメイン画面 MP3形式などのデータを電話機に転送できるが、プロテクトがかけられており、事実上使えない状態になっている

PIMデータの連携。OutlookやLotus Notesとの同期が可能 Outlookはほぼすべての情報が転送できる

電話帳の編集も可能 メール作成、送信機能

カメラで撮影した画像の編集もできる モデム接続マネージャ

仕様で見る702NK

 「Vodafone 702NK」(Nokia 6630)は、パソコン向けのメールサービスが扱えるノキア製のW-CDMA/GSMデュアルモード端末。パソコンの予定表やアドレス帳などを同期できるソフトウェア「Nokia PC Suite」と連携することで、PDAライクな使い方ができるスマートフォン。メールクライアントとしても利用可能で、パソコンのメールを確認できる。ディスプレイは、2.1インチ、208×176ドット、最大65,000色表示のTFT液晶を搭載する。

 通信方式はW-CDMAおよびGSM(900/1800/1900)に対応。背面には有効画素数130万画素のCMOSカメラを装備し、外部メモリとしてRS-MMCをサポート。パッケージには32MBのメモリカードが同梱される。オプションのTVカメラ付きスタンドを利用すればTVコールも利用できる。Bluetoothにも対応している。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
110×60×21mm
重量 約127g
連続通話時間 約190分
連続待受時間 約260時間
充電時間 約75分
ディスプレイ 65,536色表示2.1型TFTカラー液晶
208×176ドット
メモリダイヤル 200件
データ通信速度 最大下り384kbps、上り64kbps
ボディカラー アルミニウムグレイ、ボルドールージュ

【インターネットメール】
サービス名 ボーダフォンライブ!
メール受信機能 添付ファイル、テキストの合計で300KBまで
メール送信機能 添付ファイル、テキストの合計で300KBまで
メール保存件数 送受信あわせて3MBまで

【着信メロディ】
和音数 最大48和音。着うた対応

【データフォルダ】
データフォルダ容量 10MB
保存/閲覧が可能な
ファイルの種類
・メロディ/着うた
・ピクチャー
・ムービー
・PIM情報など

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 1280×960、640×480
撮影可能容量 データフォルダもしくはRS-MMCに保存

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット MPEG4形式
撮影可能画質 176×144、126×96 いずれのサイズも15fpsで最大1時間
撮影可能容量 データフォルダもしくはRS-MMCに保存

スタッフが見た702NK

コメント
湯野  世界一の携帯電話メーカーであるノキア。そのノキアが力を入れて日本向けに端末を出荷するのは本当に久しぶりだ。もちろん日本語変換機能もサポート。ちゃんと予測変換にまで対応している。
 実際に使ってみて思うのは、メニュー構造がGSM端末風でまず戸惑うということ。GSM端末を触ったことがある人であれば、それなりに操作方法がわかるかもしれないが、何の予備知識もなくポンと端末を渡された場合、そもそも電源の入れ方すらわからない可能性が高い。
 日本の端末では当たり前となっているような簡単な操作も戸惑うことが多い。例えば、自局電話番号の呼び出し方。日本の端末の場合、大抵は「メニュー」→「0」で呼び出せる。が、702NKの場合、「電話帳」→「オプション」→「SIM電話帳」→「SIMフォルダ」→「オプション」→「自局電話番号」という風になる。あまりに面倒くさいので、誰かの携帯電話にワン切りしたほうが早いんじゃないかと思ったりもする。メニュー構造自体は非常に論理的で一貫性を感じるが、その全貌を理解するには、マニュアル片手にそれ相応の時間を費やす覚悟が必要である。
 また、違和感を感じるのはメニューだけではない。充電台が付属しなかったり、国内では全く流通していないRS-MMCというメモリカードを使っていたり、さらには、テレビ電話機能は付いているのに内側カメラが付いてなかったりと、日々使っていく上で不便に思うところもある。多少の困難を覚悟した上で使うというのは、ある意味、外車を買う感覚に近いものがある。
 最近はそうでもなくなってきたが、パソコンの世界ではOSをインストールするという作業を楽しめる時代があった。一通りセットアップして満足。その後、何をするわけでもなく、ただ単純にセットアップできたことに満足できたのである。そんな人たちにとっては、昨今の携帯電話は今ひとつ魅力に欠ける存在だったかもしれない。そういう意味では、702NKは久々に歯ごたえのある携帯電話ということができるだろう。
伊藤  個人的に期待を寄せていたノキア端末だが、まず一言、断っておきたいのは「日本のケータイと比較することは無意味」だということ。本当にこれは舶来もので、「この設定項目はきっとこのカテゴリにあるだろう」とか、「こういう機能はあるはず」といった常識はほとんど通用しないといってよい。良い悪いの問題ではなく、ただ「違う」ということだ。ノキアのせいでもボーダフォンのせいでもない。確実に言えるのは、これまでの機種変更と同じ感覚でデザインやPCリンクを目当てに買うと痛い目に遭うだろうということだ。操作には非常に慣れがいるが、操作自体は非常に独自のロジックに支えられて作られていることは確かなので、慣れてしまえばハマる操作性ではある。ローカライズもそこそこのデキで、特にAPOT対応のATOKが文字変換に採用されているのは大きい。「Nokia PC Suite」もよくできたソフトウェアで、シンクやMIDIの転送もスムーズに行なえる。
 しかし、マズいのはボーダフォン側の不親切さだ。マニュアルはノキアのワールドワイド基準のもので、機能の多さに比べたら圧倒的に説明不足。音楽ファイルの転送も機能制限がかかっているのに、そのことは使ってみるまでわからない。紙ペラ1枚で「これまでお使いの携帯電話とは大きく操作が異なる場合があります」といった旨を説明するだけでいいのだろうか、と疑問を感じずにはいられない。比較的ケータイに慣れた筆者でさえそう思うのだから、一般ユーザーのことを考えたら、言うまでもない。なにせ慣れない異文化のものなのだから、それを伝える努力が必要なのに、そういった心遣いが全く感じられないのが残念だ。独自マニュアルや導入マニュアルといったたぐいのものが必要だろう。とにかく自分で使いながら調べていくことができる人でなければ、端末の魅力にたどり着く前に行き倒れになってしまいそうだ。
 ちなみに多くの人が期待しているであろうPOP3メールの受信機能だが、確かに受信できるのだが常にメールボックスの中身はサーバーの状態を反映しているので、@mail以前のauのメールサービスのように、サーバー上のメールを消さなければ端末表示からは消えない。保存領域に限りのあるケータイでは不利な仕様だ。
 文化が違うと言うこと、説明が不足しているので、PC連携をはじめじっくり使い込むにはネットなどでの情報収集が必要になる可能性があるということ、この2つを理解し、気に入ったのなら買いだ。この端末が1万円台半ばで買えるのは、なかなかお得であることは間違いないのだから。



URL
  製品情報(ボーダフォン)
  http://www.vodafone.jp/japanese/products/model_3G/v702nk/

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2004/12/27 12:28

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