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M702iS(Hot pink)
2006年12月14日発売

写真で見るM702iS



ボタン部 メタルキーパッドを採用

側面部。赤外線通信機能、音声メモキーが並ぶ もう一方の側面には、外部接続端子、スマートキー(動画撮影を呼び出す)、音量調整キー

1.3メガピクセルカメラ 内側のカメラは10万画素

ヒンジ部にストラップホール サブディスプレイ下に印象的なモトローラのロゴ

ボタン下部がはり出したデザイン 充電は、外部接続端子(miniBタイプのUSB端子)に変換アダプタを装着し、充電アダプタを接続する

バッテリーカバーは、ヒンジ部のリアカバーラッチを押し上げて取り外す microSDカードはバッテリーカバーを外した中にある

待受画像 メニュー画面 設定画面

メール、文字サイズ「小」 メール、文字サイズ「標準」 メール、文字サイズ「大」

例文表示 文字入力は日本語のほか、英語予測変換機能なども用意されている

アドレス帳画面 アドレス詳細表示 アクセサリ機能

ネットワークサービス画面 Bluetoothや赤外線などの設定画面には、メニュー画面からすぐにアクセスできる

カレンダー画面 電卓機能 カメラ撮影画面

撮影サンプル。1024×1280ドット。リンク先の画像は無加工 VGAサイズの撮影サンプル。リンク先の画像は無加工

仕様で見るM702iS

 世界で5,000万台以上を出荷した大ヒットGSM端末「RAZR V3」のデザインを踏襲した「M702iS」。国際ローミング「WORLD WING」に対応するが、対応エリアはW-CDMA方式のみとなる。モトローラでは、メーカーブランンド名「MOTORAZR」(モトレイザー)の名称で展開している。

 アルミボディに、印象的なステンレスのボタンを採用。メインディスプレイは約2.2インチ、240×320ドット、26万2,144色表示のTFT液晶、サブディスプレイは約1.0インチ、96×80ドットのCSTN液晶となる。有効画素数130万画素のCMOSカメラと、10万画素CMOSカメラを搭載するが、マクロ撮影やQRコード読み取りは非対応。microSDカードは1GBタイプまでサポートする。

 側面部に赤外線通信ポート、Bluetoothにも対応する。サポートプロファイルは、OPP/DUP/HSP/HFP/BPP/BIP/FTP/A2DP/AVRCP。外部接続端子は、miniBタイプのUSB端子となり、同梱されるアダプタを接続してから共通充電アダプタを装着する。

【おもな仕様】
サイズ
(高×幅×厚)
約103×53×14.9mm
重量 約109g
連続通話時間 音声通話:約120分
テレビ電話:約90分
連続待受時間 静止時:約345時間
移動時:約170時間
充電時間 約180分
ディスプレイ メイン:約2.2型TFT液晶、240×320ドット
サブ:約1.0型CSTN液晶、、96×80ドット
表示文字数 15×14行、12×11行、10×9行
メモリダイヤル 2,000件(電話番号7件、メールアドレス3件)
データ通信速度 最大下り384kbps(パケット通信時)、最大下り64kbps(回線交換時)
ボディカラー Neo black、Hot pink、Cool silver
備考 メインカメラ:約130万画素CMOSカメラ、サブカメラ:約10万画素CMOSカメラ、microSD対応(最大1GBまで)、WORLG WING対応(3G)、bluetooth機能搭載

【iアプリ】
iアプリ件数 最大60件
登録済みiアプリ Hungry Fish、OpeltOut

【インターネットメール】
サービス名 iモードメール
利用料 料金プランに依存(パケットパックにより1パケット0.02~0.2円)
メール受信機能 最大全角5000文字(添付ファイルは最大500KB)
メール送信機能 最大全角5000文字(添付ファイルは最大500KB)
メール保存件数 受信:最大500件
送信:最大300件

【着信メロディ】
和音数 最大64和音(着うた、着モーション対応)

【カメラ(静止画)】
撮影可能フォーマット JPEG
撮影可能解像度 1,024×1,280、480×640、240×320、120×160
撮影可能容量 内蔵メモリに最大870枚

【カメラ(動画) 】
撮影可能フォーマット MP4
撮影可能画質 最大176×144
撮影可能容量 内蔵メモリに約360秒

スタッフが見たM702iS

コメント
湯野

 薄型端末の流行の兆しが見える中、ちょうどいいタイミングで日本市場に登場することになった“MOTORAZR”ことM702iS。国内メーカーの端末とは一味違ったこのデザインが最大のウリになるだろう。

 デザインがウリなのは間違いないが、実際に使ってみると、それほど大きな不満が無いことに気付かされる。テンキーについても、ステンレス製のフラットなタイプだが、タイプ感は悪くない。Bluetoothに対応している点もポイントが高い。

 ただ、やはり海外モデル臭さは抜けきっておらず、QRコード非対応で、メニュー体系なども海外端末のそれを引きずっている。もっとも、メニューについては、その海外臭さが好き、という人もいるだろうから、全く否定してしまうのも勿体ない。それよりも、外部接続端子が一つしかなく、さらに充電台が利用できないところが、日常の利用において最も不便なところだろう。

 auのパンテック製端末がインターフェイスを含めて限りなく日本製端末に近づけた端末だとすれば、今回のM702iSは海外臭さを残しつつも、無理のない使いやすさに仕上げられた端末と言える。まあ、とにもかくにもデザインである。

津田

 2004年7月に米国で発表された「RAZR V3」。それから2年と半年近くの月日が流れ、いよいよ日本でもRAZRが発売された。2004年当時は、ソリッドで未来を感じさせるデザインを「カッコイイ!!」と思ったが、我々の感覚からすると、正直なところ「M702iS」はかなり懐かしい端末に見えてしまう……。

 端末デザインは、クールで洗練された近未来のイメージが押し出されている。ステンレス素材のボタン部も無機質でメカメカしく、国内端末の中ではユニークな存在だろう。要はこの端末、ユーザーがどこまで目新しいと思うかで大きく評価が異なるように思う。

 冒頭、“カッコイイ”とは書いたが、果たして今でも本当にカッコイイのだろうか? あえて難しいところにツッコミを入れてみるが、端末を閉じたときの印象はたしかにまとまっているものの、端末を開くとソリッドな印象は薄れる。薄型で平たいために、横方向に間延びしている印象が強くなってしまうのだ。さらに言うと、ボタン部のひらがな表示が野暮ったい。ひらがなをアルファベットや数字と混在させることはかなり難しいとは思うが、何か工夫欲しかったところだ。

 機能面のトピックは、1.3メガカメラやBluetooth、薄型といったところか。購入を検討されている方は是非、電源の入る端末を使ってメニュー画面の操作やメール作成、カメラ撮影などを試してみて欲しい。率直に言うと、やはり2004年の端末なのだ。ソフトウェアにはもう1歩、2歩の工夫を期待したい。たとえば、待受画面以外ではディスプレイ上に時刻は表示されない。メニュー画面を操作したり、メール作成中には時刻が表示されず、一旦画面を切り替えなければならないのだ。ちょっとしたことだが、携帯電話を腕時計代わりに利用している方もいるだろう。カフェで待ち合わせ中、暇つぶしにメールやiモードを使っていると時間がすぐにわからないのは面倒ではなかろうか。

 とはいえ、2006年7月の発表から「M702iS」の発売を首を長くして待っていた方もいるはずだ。現在一部の店舗では、Neo blackが売れ行き好調で品薄が続いているという。携帯電話を音声通話中心に利用されている方、または海外製端末のデザインが好きな方にオススメしたい。



URL
  製品情報(NTTドコモ)
  http://www.nttdocomo.co.jp/product/foma/702i/m702is/
  製品情報(モトローラ)
  http://www.motorazr.jp/

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2006/12/26 14:16

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