地下鉄で通信、それまではオフラインで使える地下鉄アプリ

2011年12月6日 06:00
(津田啓夢)

 東京の地下鉄で、来春からケータイが使えるようになるらしい! 都営地下鉄と東京メトロがそれぞれ、乗車中もエリア化しますよ、と発表したのだ。詳しくは本誌の記事をご覧いただきたい。

 職業柄、取材で都内の地下鉄を駆け回ることは多い。移動中には取材で急上昇したテンションを落ち着かせ、どんな風に書くべきか構想を練るのはもちろん、メールや本誌掲載状況を確認するために通信する。時間は一切無駄にしない。――と、そんな風にかっこいいマスコミを目指したいのだが、本当は電車に乗り合わせた美人にときめいたり、TwitterやFacebookに「ツカレタ~」なんてくだらない投稿したりしていることの方が多い(編集長ゴメンナサイ)。

 そんな移動中、通信ができなくてイライラすることがある。駅間を電車が走行中、ドコモもauもソフトバンクも基本的には圏外になる。ドコモとauは駅に近づくと徐々にアンテナが立ち始め、停車した頃にはメールを送信したり、TwitterやFacebookに更新をかけたり、ソーシャルゲームを進めたりできることが多いと感じる。

 一方ソフトバンクは、アンテナが立つまでに少し時間がかかるように感じる。「感じる」としたのは、通信環境は刻々と変化しており、あくまで私の利用している場所や、利用している時間帯がたまたまそうなのかもしれないからだ。少なくとも自分が利用している限りにおいて、メール送信やソーシャルサービスの読み込みが終わる前に、電車が次の駅に向かって走り出してしまうことは多い。だから、地下鉄のエリア化はなおさら嬉しいのだ。

 地下鉄の話の最後に、圏外でも利用できる地下鉄アプリ「メトロタッチ」を紹介したい。東京にある地下鉄駅の改札や、エレベーター/エスカレーター、乗り換え位置が確認できるというものだ。路線図から駅路線をタッチすると、車両の何号車に乗っていると、目的の場所に近いかがわかる。Google Mapと連携しており、路線図が地図の確認も可能だ。このアプリはインタラクションが楽しいので、楽しみながら駅をチェックしておくのもおすすめだ。利用は無料、Android版はもとよりiPhone版も用意されている。