裏面照射CMOSセンサー採用「MEDIAS ES」のカメラ

2012年6月12日 06:00
(関口聖)

 4月から使い続けている「MEDIAS ES」で気に入っている機能の1つはカメラ。最近のトレンドである裏面照射CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を搭載する810万画素カメラは、従来型のCMOSセンサーと比べ高感度な撮影がウリとされる。さらにNECカシオならではの「瞬撮」機能も特徴だ。

 被写体は、普段の風景や、家族、食事がほとんどを占める。あまりにスピーディかつ予測不能な動きを見せる一歳児は、なかなか通常のモードで捉えるのは難しい。瞬撮なクイックショットにしておくといいかもしれないが、シャッタースピードが短いだけあって、暗めに写るため、補正が面倒な人にはちょっと使いどころが難しく感じられるかも。

 こうした写真はInstagramなどで加工してソーシャルメディアへ投稿することもあれば、周囲の人に見せて楽しむ、といったこともある。最近、特に増えてきたのは、デジタルフォトフレームへの転送だ。実家に設置することを想定し、「フォトパネル04」を契約したので、家族の写真がうまく撮れると、スマートフォン上で加工して、メールで送信している。

 最初は、サイズなどを気にせず送っていたが、縦長写真より横長写真のほうが大きく表示されるので、フォトフレームへ転送するために撮影する場合は、縦長での撮影を避けるようになった。また810万画素カメラとあって、8メガサイズという設定で撮影すると、写真の縦横比は4:3になる。ところが「フォトパネル04」は、実は16:9なので、トリミングしてから送信するようになった。ちなみにトリミングは「Quickpic」という写真閲覧アプリで行っている。

 ちなみに、よりスピーディにカメラを起動するため、最近、全てのホーム画面にカメラのショートカットアイコンを置いてみることにした。この対策を行ってから、まだ日が経っていないが、ちょっと便利になった気はする。このあたり、Android 4.0では、ロック解除画面でカメラを直接起動できるそうなので、今後の「MEDIAS ES」のバージョンアップが楽しみなところだ。