スタパ齋藤の「スタパブログ」

 サンスターストロボの「f043」および「MFH-25」を使用中。前者はストロボ用ジェネレータ(電源)で、後者はストロボの発光部ですな。

 先日、ジェネレータをメンテナンスおよびファームウェアアップデートに出しました。ら、返送時にカタログを送ってくれました。そのカタログで見つけたのが「デイライトハロゲン」というモデリングランプです。「あらま~、そーゆーのがあるのか~」と思って購入しました。

 モデリングランプとは、ストロボ撮影時に「被写体などにストロボ光がどう当たるのか」を確認するための常時発光ランプです。ストロボ発光部の中にあり、この光を頼りにライティングの位置や強弱を決めていく感じ。影の出方や強弱、光量のバランス、それから写り込みなどを確認でき、たいへん有用。ワタクシがプロ用ストロボを使う大きな理由のひとつが「モデリングランプが使えること」です。

 ただ、モデリングランプの光の色は、ストロボ光と比べるとアンバー(茶色がかった黄色)に偏っています。モデリングランプの光量はストロボの光量よりかなり少なかったりするので、まあ通常は「アンバーへの偏り」をあまり気にしなくて済みます。が、ストロボ光量を少なめにして撮影するなど、条件によっては「写真がちょっと黄色みがかってしまう」ことがあります。

 そこで役立つのが、上記の「デイライトハロゲン」です。モデリングランプではありますが、ストロボ光に近い色で光ります。早速使ってみましたが、ストロボ光を絞り気味で撮影しても、写真にアンバー色が混じるようなことが少なくてイイ感じ。撮影後の色補正がかなりラクになりました。

 ただ、ちょっとお高いですなこの「デイライトハロゲン」。メーカーの税別価格は1個6000円。税込6480円。ネット通販とかだと1個6000円弱(税込)で買えますが、ワタクシは3灯使っているので3個必要です。けっこーかかりました。

 ふと「ストロボって撮影の瞬間だけモデリングランプが消灯する機構はないのかな?」と思いまして、サンスターストロボに問い合わせてみたら「弊社のストロボで撮影の瞬間にモデリングランプが(一瞬)消えるという製品はありません」とのこと。もしかしたら他社のものなら……と思いましたが、モデリングランプとして多用されているハロゲンランプは、立ち上がり/立ち下がり時間が長めなので、まあそういうストロボはないんだろうなあ、と。……あったりするのかな?

サンスターストロボの「デイライトハロゲン」。ストロボ光に近い色で発光するモデリングランプです。フツーのハロゲンランプよりも色温度が高いランプです。
サンスターストロボの「MFH-25」に「デイライトハロゲン」を装着した様子。中央の青いのがそうです。その周囲の丸いガラス管からストロボ光が放たれます。
うかちゃんはピカッと光るアレが嫌いです。ぼぼぼ、ぼくも嫌いだけど猫缶とシーバとササミと液状おやつをくれるならピカッとしても許す。ニャ。ニャ。的な。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。