【ワイヤレスジャパン2012】
音声認識および翻訳機能などクラウド展示、ドコモ山田氏も登場


メール翻訳コンシェル

 ドコモブースでは、音声認識技術を活用した体験展示として、「メール翻訳コンシェル」やバージョンアップされる「しゃべってコンシェル」などが用意された。

 「メール翻訳コンシェル」は、音声もしくは手入力した文章を英語・中国語・韓国語に翻訳してくれるAndroidアプリ。6月1日より提供が開始される。デモでは、音声で入力したテキストを各国の言葉に翻訳し、メールやさまざまなアプリなどに貼り付ける一連の操作が体験できた。テキスト化された文章は、選択するだけで英中韓の各国語に切り替えられる。アプリ連携機能が用意され、翻訳した文章をメールアプリのほか、TwitterやFacebookといったソーシャルサービスで利用できる。

 「しゃべってコンシェル」は、6月中にバージョンアップが予定されている。今回ブースでは最新版がセットされ、より柔軟な音声認識が体験できる。たとえば、「世界の珍味」を聞くと、ネットで珍味に相当するものを検索して候補を表示してくれる。


アプリ連携メールに添付
しゃべってコンシェル雑学的な語彙にも対応する

ドコモ山田氏がブースを訪問

メール翻訳コンシェルを体験する山田氏

 なお、ブースで取材を続けていると、NTTドコモの代表取締役社長である山田隆持氏が登場した。山田氏はメール翻訳コンシェルを体験しながら、説明員に質問するなど熱心な様子だった。

 さらに、山田氏はKDDIブースにも訪れ、KDDI代表取締役社長の田中孝司氏と共に、さまざまな展示をチェックしていた。auの「ビデオパス」の説明を受けている際、最新作も楽しめるとの説明の中で映画「DOG×POLICE 純白の絆」を見つけた山田氏、田中氏に白い犬がいることを指摘した。両氏は「このビデオ、白い犬が出てるねぇ」「これは良くないねぇ」などと冗談を交えながら、もう1社のライバル企業の話題で盛り上がっていた。

 このほか、WiMAX関連の技術展示で山田氏は、遅延などの質問を投げかける中で、「うちは3GとLTEでやっているが、切り替えのタイムラグが問題」などと語っていた。


 




(津田 啓夢)

2012/5/30 16:03