ドコモ、Xperiaの機能バージョンアップを提供開始


 NTTドコモは、ソニー・エリクソン製のAndroid搭載スマートフォン「Xperia」の機能を向上・改善する更新ファイルの提供を開始した。Windowsパソコンと接続して更新する更新ファイルの提供が開始されているほか、6月10日からは端末上でパケット通信または無線LANによる更新ファイルのダウンロードも可能になる。

 5月28日に誤配信で一時的に提供された更新ファイルが、9日より改めて正式版として配信された。更新ファイルは誤配信時のものと同じで、誤配信ですでに更新を行ったユーザーは改めて更新を行う必要はない。

 ソフトウェア更新の内容は、「Mediascape」「POBox Touch」の機能向上と、不具合の修正。アプリ一覧画面には「mora touch」のアイコンが標準で用意され、Mediascapeではミュージックホーム画面にmora touchが表示。「ピックアップ」「Top10」といったコンテンツを表示できるようになる。

 「POBox Touch 1.0」はバージョンアップにより「POBox Touch 2.0」となる。テンキー表示でフリック入力が可能になるほか、QWERTYキー表示では一部キーのカスタマイズに対応する。

 また、電話帳に画像を登録し、その画像を削除すると、該当の電話番号からの着信時にエラーメッセージが表示されて応答ができない場合があるという不具合が修正される。

 更新ファイルのサイズは約11MB。更新にかかる時間はパソコンと接続して更新する場合で約3分、端末上でのダウンロードによる更新では約8分。ソフトウェア更新の対象となる本体ソフトウェアのビルド番号は「R1EA018」。更新後のビルド番号は「R1EA025」となる。

 Windowsパソコンを利用したソフトウェア更新では、ソニー・エリクソンのWebサイトからあらかじめ更新のためのアプリケーションをダウンロードしインストールしておく必要がある。なお、この方法ではXperiaを初期化して更新する方法と、初期化せずに更新する方法の2種類が用意される。

 



(太田 亮三)

2010/6/9 19:59