auが計28機種でソフト更新、「暗号の2010年問題」に対応


 KDDIは、いわゆる「暗号の2010年問題」の影響により進めている仕様変更で、9日より17機種、21日より11機種向けにソフトウェア更新サービス「ケータイアップデート」を提供する。

 今回のソフト更新では、「認証が必要となるサイトへのEZweb、PCサイトビューアー、EZアプリによる接続がまれにできなくなることがある」「セキュリティ認証仕様の変更で、2011年3月以降、EZアプリをダウンロードできなくなることがある」という2つの事象が解消される。

 これらの事象は、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)が示した指針により、解読される可能性が増した一部の暗号アルゴリズムの使用を取り止めることになった「暗号の2010年問題」の影響を受けたもの。KDDIでは9月29日に101機種でソフト更新を行う方針を明らかにしていたが、今回、計28機種向けに「ケータイアップデート」が提供されることになった。

 9日からはW43CA、W52CA、W32H、W43H、W43H II、W52H、A5526K、W41K、W42K、W51K、W32SA、W33SA、W33SA II、W41SA、W32S、W44S、MEDIA SKINで、21日からはW41CA、W41H、W61PT、W62PT、W44T、W44T II、W44T III、W45T、W51T、W52T、NS02でケータイアップデートが提供される。

 



(関口 聖)

2010/12/9 11:41